＞何処からか、マンゲツの声が聞こえる。

やあやあ！　初めてのラビリンス。気分はどうだい？
見ての通り、ラビリンスは一本道じゃあなくってね。正解のルートは手分けして見つけるしかない。

そういうわけでここからは2人1組で行動してもらおう。
誰と組むかで揉めるほど互いのことを知らないからね、本日のところは私がカードを引いてペアを決めさせてもらったよ。どんな結果も運命の導きと思って受け入れておくれ。

なに、はじめの一歩は誰しも不安なものだが安心していい。
実はヒカリの手鏡は君たちの召喚鏡と連動していてね。召喚鏡の周辺であれば、外からでもラビリンス内部の様子を窺うことができるんだ。加えて私のペルソナの特性で君たちが接触したシャドウのアナライズができる。外からのサポートは完璧ってわけさ。

さあ、覚悟は決まったかい？　
そんな顔をしないで。大丈夫！　探索と言っても今日は練習。一番近いワープポイントを見つけたら帰ってきていいからね。
ほら、さっきエントランスに大きな姿見があったろう？　あれと同じ形の銀色のワープポイントがあったら、そこに姿を映してごらん。すぐにエントランスに戻ることができるから。

君たちが辿った道筋を地図にすれば、次からそこまでは迷わず行けるようになる。当面は1階の地図を完成させることが目標だよ。