ラウンジ

4月7日　桐条美鶴
まさか、こんなに多くの適性者が一度に現れるとはな……まだ能力の覚醒は見られないが、かなり安定した適性を持っているようだし、期待は出来そうだ。夜が明けたら理事長に報告しておくとしよう。
4月10日　桐条美鶴
影時間にイレギュラーの大型シャドウが出現。しかも4体も、タルタロスの外で……それだけでも異例の事態だが、何よりも彼らの活躍…何の訓練もしてない素人が、か。驚きだな。無理に力を使った所為か全員倒れたときは焦ったが、重症ではないようだし…とりあえず、しばらくは彼らの容態を見守るしかないか。 …それと、シャドウに破壊された外壁と窓ガラスの修理、……明日にでも、グループ傘下の業者に頼まなくてはな。
4月15日　桐条美鶴
確か、今日は彼の…そうか、越してきて早々に悪いことをしたな…。まあ、こういう事は気持ちが重要だ。後日改めて祝うことにしよう。
4月17日　桐条美鶴
彼らが目を覚ました。容態に問題もない。今日中には退院し、明日からは登校が可能。 …とりあえず一安心だな。

4月18日　幾月修司
＞退院早々、4階の作戦室に集められた。＞幾月修司。彼から、何か話があるらしい。さて…いきなりでアレなんだけど、実は、1日は24時間じゃない……なんて言ったら、君たちは信じるかい？＞…？はは、何の事かわからないようだね。…だが、君たちは、もう実際にそれを体験しているんだ。初めてここに来た夜のことを覚えているかい？消える街灯り…止まってしまう機械…道に立ち並ぶ棺のようなオブジェ…自分が”普通とは違う時間”をくぐったことを、薄々は感じたんじゃないかな。あれは、”影時間”。1日と1日狭間にある、”隠された時間”だよ。”影時間”は、毎晩必ず、”深夜0時”にやって来るんだ。今夜も。そして、この先もね。＞…”影時間”？＞もしかすると、初めて寮にやって来たあの日に体験した、謎の時間のことだろうか。それに、君らもこの間見たろ…”怪物”を。僕らは”シャドウ”と呼んでる。シャドウは、影時間にだけ現れて、そこに生身で居る者を襲うんだ。結論を言おう。我々は、”特別課外活動部”。表向きは部活って事になってるけど、実際は、シャドウを倒す為の選ばれた集団なんだ。部長は桐条美鶴君。僕は顧問をしている。 …君たちは、このところ騒がれている”無気力症”を知っているかい？シャドウは”精神”を喰らう。襲われれば、たちまち”生きた屍”だ…おそらく無気力症も、殆どヤツらの仕業だろうね。そして、ここからが本題なんだが、…実は、ごく稀にだけど、影時間に自然に適応できる人間が居てね。そういう人間は、シャドウと戦える”力”を覚醒できる可能性がある。それが”ペルソナ”…あのとき、君たちが使ってみせた力さ。シャドウはペルソナ使いにしか倒せない。つまりヤツらと戦えるのは、君たちだけなんだ。要するに、君たちに仲間になって欲しいんだ。君たち専用の”召喚器”も用意してある。＞…どうやら選択肢は無さそうだ。積極的な者もそうでない者も、最終的には皆、渡された召喚器を受け取った。＞特別課外活動部の一員になった。＞…！？＞…頭の中に、不思議な声が囁く… 　汝、”愚者”のペルソナを生み出せし時、　我ら、更なる力の祝福を与えん… ＞新たなコミュを手に入れた！＞心に力が芽生え始めたのを感じる… ＞これがあの子供が言っていた”絆の力”なのだろうか…？
4月20日　幾月修司
＞再び、4階の作戦室に集められた。よし、全員揃ったね。 …我々の擁するペルソナ使いは、長い間、桐条君だけだった。けど、最近とんとん拍子に仲間が増えて、今やこんなにも多くなった。そこでだ。今夜0時から、いよいよ”タルタロス”の探索を始めようと思う。タルタロスは…言ってみれば、シャドウの”巣”だね。君たちのスキルアップにも、うってつけの場所だと思うよ。まあ、詳しい事は実際に行ってみた方が早いだろう。じゃあ、よろしく頼むよ。＞…！？＞…頭の中に、不思議な声が囁く… 　我は汝…、汝は我… 　汝、”愚者”のペルソナを生み出せし時、　我ら、更なる力の祝福を与えん… ＞”特別課外活動部”のコミュのランクが”２”に上がった！

【BD】4月21日　桐条美鶴
上広、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。あ、いや。その…少し遅くなったが、これを。＞美鶴は何かを差し出した。＞”ふわふわ猫のぬいぐるみ”を手に入れた！先日は君の誕生日だったんだろう？…せっかくの誕生日に入院なんて、済まない事をしたな。今日、こうして改めて君の生誕を祝うことを許してくれ。…ん？ああ、君が愛猫家であると聞いたんだが、流石に本物を飼うことは許可できないからな。代わりになればと思って…よければ受け取ってほしい。君の善意ある行動は、他のメンバーにもいい刺激を与えるだろう。…まあ、多少浮ついた言動が目立つが、それも円滑なコミュニケーションをサポートする上で時には必要となってくるものだ。あいにく場の緊張を和らげるといった事は私には不向きでな、君には期待している。これからも宜しく頼む。
4月27日　桐条美鶴
＞ラウンジにやってくると、美鶴が声をかけてきた。そういえば君達、”コンディション”にはちゃんと気を配っているか？初めての探索から1週間、君達の頑張りは目に見え、レベルアップも確認できている。だが、タルタロスでの活動は通常時間での活動の何倍も負荷がかかり、疲労になりやすい。無理をして長い時間探索を続けたり、疲労状態を放置してタルタロスに出かけたりという事を続ければ疲労は風邪に悪化する。…当然、通常時よりも攻撃力や防御力、反応速度は落ち、効率的な探索どころかチームを全滅に導きかねない。はやる気持ちを抑える事もまた戦いだ。…安心していい。怠ける事と休息の違いが分からないほど愚かな者は此処には居ないさ。君達の体はもはや君達だけのものではない、それだけは忘れないでくれ。

4月

5月9日　桐条美鶴
＞影時間の作戦室。＞一人作業をする美鶴の姿がある。 …毎日タルタロスの外まで見張ろうなんて、そう簡単に出来るものではないか……そもそも、私の”ペンテシレア”は戦闘向き、情報収集はこの辺りが限界かも知れないな。…一度理事長に相談してみるとしよう。 …それにしても、先月の大型シャドウといい、増える無気力症患者といい、ただ事じゃない。早計かもしれないが、ついに…”始まった”という事か？ …いつ、またあの大型シャドウが現れるとも限らない。とにかく、まずは現れるきっかけを突き止める必要があるな。
【BD】5月11日　桐条美鶴
赤萩、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”革製ブックカバー”を手に入れた！何を驚いているんだ。今日は君の誕生日なんだろう？君が読書家という話を聞いたんだが、流石に愛読書まではわからなくてな。…安心していい、別に何の企みもないさ。君達に戦いを強いている分の償い…というには些か手軽すぎるが、まあ、なんだ…日々のねぎらいのようなものだ。特に君は、戦う事をあまり快く思っていないようだからな。だが、君の生真面目さはこの部には必要なものだ。少々行き過ぎているきらいもあるが…しかし、浮ついた奴らも多いからな、バランスはとれているんだろう。それに君の個性でもある。成長とは今を全て捨てることじゃない。君らしさは大切にするといい。
5月23日　桐条美鶴
＞帰ってくると、ラウンジで美鶴に声をかけられた。君か。おかえり。試験も今日で終了したな。…どうだ？自信のほどは。 4月に入院した事もあって、なかなか勉学に集中することが出来なかったかもしれないが、学業に励むことも君達の重要な役目だ。終わった事をどうにかするのは無理でも次に活かすことは出来る。結果は全員分貼り出されるからな、楽しみにしているといい。
5月25日　桐条美鶴
＞ラウンジで美鶴に声をかけられた。君たちの試験結果を見させてもらった。今回の試験結果だが……皆、よく頑張ったな。その…まあ、なんだ、一部悩ましい結果の者も居るが、今回は上広と赤萩の誕生祝いも兼ねている。主役の二人の結果に免じて例のバーベキューとやらを許可しようじゃないか。必要なものは後で手配しておく。開催日は…そうだな、今週の土曜、30日でどうだ？ちなみに参加は全員強制、と念押ししておこう。…ん？ああ、いや、環から全員が居なければ意味がないと言われてな。まあ、せっかくの祝い事だ、皆で楽しもうじゃないか。

5月

6月10日　桐条美鶴
ここ2、3日で、例の無気力症の事件がぱったりと消えた、か…。これも、この間の大型シャドウを倒したからかもしれないな。

6月11日　幾月修司
＞作戦室。＞皆が集まっている。みんなも知ってのとおり、4月と同様、また”普通じゃないシャドウ”が出た。 4月9日、6月8日……そこで僕は、ヤツらは”満月”にやって来るんじゃないかと考えたんだ。それも”4体ずつ”ね。もちろん、まだ情報不足で確定は出来ないけれど、シャドウは月の力に影響を受けるという説もあるくらいだ、とにかく満月の日は注意するに越したことはないと思うよ。と、まあ僕からのお知らせはこのくらいにして…みんな、今回も本当にご苦労だったね。まだ先は見えないが、これからもよろしく頼むよ。＞”大型シャドウ”の現れるタイミングと数が判明した。＞…ラヴァタは、この事を言っていたのだろうか…？＞これからは、満月の訪れに注意する必要がありそうだ…
6月20日　幾月修司
＞作戦室。＞皆が集まっている。やあ、どうもどうも。この間に引き続き、さらに分かった事があってね。例の”満月に出るシャドウ”の件だよ。 …これは随分と前から分かってた事なんだけど…実はシャドウは、その性質によって12のカテゴリに分けられる。君たちのペルソナみたいにね。生物学の”何科”や”何目”みたいなもんだ。…で、これまで出現したシャドウをこれに分類してみると…実に興味深い！これまでのシャドウ8体は、現れた順にカテゴリのⅠからⅧだと分かったんだよ！これがどういうことか分かるかい？ …つまり、あの大型シャドウは全部で12体いて、残りがあと4体ってことさ！しかも前回の仮説が正しければ、ヤツらとの戦いはあと1回。すごいじゃないか！いやあ案外呆気なく終わりそうだね。なんて、そんなに簡単に言うなと怒られてしまいそうだがね。…確かに、…連中は獲物を殺さずに”精神を喰らう”…正直、まだシャドウの”目的”、”総体”として何を目指す存在なのか…というのはよく分かってない。けど、残りの数が分かっただけでも前進だ。みんな、これからもよろしく頼むよ。＞色々な事が、少しずつ明らかになってゆく… ＞”満月に現れるシャドウ”のこと。＞それに、シャドウ達の目指す”目的”とはいったい… ＞あと4体… ＞幾月の話では次で終わりとのことだが、本当だろうか…

6月23日　夜長円
…「10年前、月光館学園の近くで原因不明の爆発事故。また、併せて、多数の生徒が一挙に登校拒否」 …この記事が本当なら…10年前…

6月

7月7日　桐条美鶴
今夜は満月だな。確実に今夜やってくるとも限らないが、全員、外出は控えるように伝えておくか。
7月8日　桐条美鶴
昨夜は何事も無く影時間が終わったな…4月、6月という前例から推測するに、2ヵ月毎にやって来る…と考えるべきか？…指針が見つかったんだ、確実に前進している。…そうさ、あの頃よりも確実にな。そしてあと1回で終わる…ならば、彼らに例の事を話すべきかもしれないな…。
7月12日　夜長環
タルタロスも影時間も消える……そういえば、その為に戦ってるんだっけか。けどさァ、そもそも僕らの戦いって一般人には全部ノーメモリーじゃん？戦ったって得するワケじゃないし…僕は他にやる事ないから此処に居るケド、みんなはホントに世界を救う為に戦ってるのかな？

7月

8月6日　桐条美鶴
影時間が明けたか…。また今月も”ハズレ”だったようだな。 2ヵ月毎、という周期の推測は外れたようだが……まあいい。次の満月に備えようじゃないか。
8月15日　桐条美鶴
急に決まったことでな、君達には悪いが、明日一日は我慢してくれ。 …それと、環が夏祭りの正装は浴衣だと言っていてな、私のものを調達するついでに君達の分も用意したんだ。よければ着てみてくれ。＞美鶴は色とりどりの浴衣を取り出した。＞明日の夏祭りには、この浴衣を着ていってみようか…
8月15日　夜長円
明日は長鳴神社で”夏祭り”……毎年起こる夏の訪れを、敢えて祝おうとする風習か。…不思議だな。
8月31日　桐条美鶴
…引き止めるには、力不足だったか。元々無理を強いてきた戦いだ、彼のような者が他にも現れないとも限らない…せめて次の満月の夜、それで全てが片付いてくれれば……

8月

9月1日　夜長環
あーあ、夏休みも終わっちゃったし、作戦日も尽く空振りだし、なーんかタイクツ…。ああでも、今月は”月光祭”があるんだっけ？……オマツリかァ…。
9月6日　桐条美鶴
人からシャドウが生まれる…？信じがたいが、確かにあれはシャドウだった…それに赤萩の一件…ペルソナ使いがシャドウに襲われるなんて………そういえば、理事長が以前シャドウはペルソナと似た分類ができると言っていたが……もしかすると、シャドウとペルソナとは極めて似た…いや、…しかし、だとしたら……
【BD】9月14日　桐条美鶴
真壁、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”高級なリード”を手に入れた！誕生日おめでとう。君は吹奏楽部に所属しているだろう？これなら役立つかと思ってな。…私もフェンシングをやっているが、やはり何か打ち込むものがあるというのはいい。本当は君専用のアルトサックスを…とも思ったんだが、…こういった贈り物で安易に高価なものを与えるのはよくないと言われてな…ささやかながら、日頃の感謝と誕生祝いとして贈らせてほしい。君の明るさ、素直さには人を安心させる力がある。君が抱えるものの重さは計り知れないが、難しく考え込むばかりが悩むべき者の行動じゃないさ。…我が部にはどうにも素直になれない奴らが多いからな、君の率直な言葉に救われる者が居ることを忘れないでくれ。
9月18日　桐条美鶴
＞外は冷たい雨が降っている。君か、おかえり。先ほど台風が上陸したらしい。今年の台風は例年にないくらいの大型…しかも速度が遅く、当分は居座るそうだ。この様子では、学祭の延期も見込めないな…。外は台風、せっかくの連休だ、遊びに行きたい気持ちもわかるが、風邪でも引いたら事だからな。くれぐれも無理をするなよ。
【BD】9月18日　桐条美鶴
立平、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”ピンクのリボンバレッタ”を手に入れた！私個人としては自ら教鞭を執ってでも学力を贈り物にしたかったんだが…流石に君の笑顔が曇りそうだと止められたよ。代わりに、君が喜びそうなものをと環に見立ててもらったんだ。私と違って彼はこういう方面には目が効く。きっとよく似合うだろう。先日の一件では立平にも大きな負担を強いた。君が感じる責任も少なからずあるだろうが、…あまり気に病むなよ。今の彼らには君の明るさが必要だ。こんな時でも君が変わらず笑っている、それだけで心強いものさ。君の行動力には十分助けられている。これからも頼んだぞ。誕生日おめでとう。
9月19日　桐条美鶴
＞３階廊下 ………ん？何やら下が騒がしいが……まあ、この台風に閉じ込められては仕方ないな。学祭も流れてしまったんだ。今日は多めに見るとしよう。
【BD】9月30日　桐条美鶴
糸川、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞“おしゃれな観葉植物”を手に入れた！誕生日おめでとう。以前、部屋に植物でも、と言っていたのを耳にしてな…と言っても大分前の話だ。もう不要かもしれないが、そんなに場所を取るものでもないからな。良ければ受け取って欲しい。糸川、君はこの部の安定を司ると言っても過言じゃない。事実を受け止め、先を見通す力…その冷静な判断力には私も舌を巻くよ。だがな、強い感情は外に出さなければ消えずに留まるものだ。全てを晒す必要はないが、自分の風通しを良くする事も、良い運勢を引き寄せるのには必要な事だと思わないか？…君はよくやっている。無理はするなよ。

9月

10月5日　桐条美鶴
やはり、シャドウとはペルソナと同一の存在…？…ならば何故シャドウは我々人間を襲うのか…シャドウとは一体何なんだ…？そして、今回もまた犠牲者が……しかし、次の戦いで残る大型シャドウを倒せば、きっと二人の意識も戻るはず。どんな理由があるにせよ、私達の使命に変わりはない。………赤萩と立平が欠けた今、私も戦えるようにしておかねばな。
【BD】10月6日　桐条美鶴
児玉、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞“巨大抱きまくら”を手に入れた！どうだろう、児玉のサイズに合わせた桐条の特製品だ。我ながらこれ以上君に睡眠を促すようなものを与えるべきではないかとも思ったんだが…しかし、体調管理も君の務めだ。睡眠が君の心身に影響し、そのモチベーションを左右するというのなら…そして何より、君に喜んでもらう事が最優先事項だからな。それにしても、君のマイペースさ…いや、安定感は凄いものだな。危機管理にはもう少し気を配って欲しいものだが、外部の影響を受けないというのはある種の強みだ。人は変わることも難しいが、変わらないでいることもまた難しい…つまり、変わらない君に安心を覚える者もいる、という話さ。
【BD】10月22日　桐条美鶴
加賀美、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞“スタイリッシュなペン”を手に入れた！おめでとう。これは、最近桐条の文具メーカーが開発した新製品だ。活躍の場を選ばず常に使うものだからこそ見栄えもあった方がいい…堅実な加賀美にはぴったりの品だと思ってな。滑らかな書き心地で万年筆よりも扱いやすい…このエレガントなフォルムも君ならばよく似合うだろう。君の徹底した合理性は素晴らしい。…人間は感情で動く生き物だが、自らの感情を判断基準としない君だからこそ、その例外が君にとっての大切なものだとわかるはずだ。…完全な人間が居なければ非情な人間も居ない。君の欠けた部分は誰かが補い、君もまた誰かを補っているんだ。…そう思わないか？
【BD】10月28日　桐条美鶴
徳永、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞“優雅なティーポット”を手に入れた！誕生日、それと、成人おめでとう。記念にワインでもと考えたんだが、徳永には此方の方が良いかと思ってな。清楚な青と白の柔らかな色調も君によく似合う。無意識に君が年長である事に甘えてしまうのか…いつも頼りきりですまないな。気遣い屋な君に安らぎを与える品になれば幸いだ。皆に対する分け隔てない態度、滲み出る包容力…君には不思議と頼りたくなる魅力がある。…だがな、君はあくまで私達の仲間だ。そこに固定の役割など無いのだから、常に君が支える側である必要はない。…偶には逆の立場も悪くないと思うぞ。君に頼られれば嬉しく思う者は多いだろう。勿論、私も含めてな。

10月

11月2日　桐条美鶴
いよいよ、明日が満月。……本当に、次の戦いで残る大型シャドウを倒せば全てが終わるのか…？私が彼らを巻き込んだ所為で、二人は…、……早く、彼らを開放してやらねば…。 ……らしくないな。どうにも不安で堪らない。しかし、幾月さんに見せてもらったあの映像……10年前の事故で飛び散ったシャドウの破片を倒せば、全てが終わる、そう言っていたじゃないか。そうさ、今は信じるしかない……これ以上の犠牲を出さない為にも、やれる事を、やるしかないんだ。
11月3日　夜長環
…もうすぐ影時間、か。本当に、全て終わるんだな。…ね、円。
11月3日　夜長円
…そうだな。今更じゃないか。始まったものは、いつか終わる。それだけのことだ。

【重要】11月4日　幾月修司
＞学生寮　ラウンジ＞今夜は寮で祝賀会だ。＞特上寿司が並んでいる。皆、ご苦労様。本当によくやってくれたね。すべての元凶であった12のシャドウは、君らの活躍によって滅んだ。これ以上は何も背負う必要は無い。君らには若さの本分を謳歌する権利がある。今夜24時をもって、この”特別課外活動部”は解散となるだろう。…戦いに身を投じる必要はもう無いんだ。明日からは大手を振って、ごく普通の学生生活に戻ってくれたまえ。
【重要】11月4日
誰にも知られず、称える者も無い勝利だが、これは紛れも無く偉大な功績だ。本当に、よく最後まで力を貸してくれたな。…ありがとう。さあ、楽にしていいぞ。せっかく取ったものもある。遠慮しないで手をつけてくれ。

【重要】11月5日　幾月修司
流石だ。けど…ちょっと気づくのが遅かったね。全て、思惑通りさ…影時間も、タルタロスも、不慮の事態で消えなかった訳じゃない。消える筈が無いのさ…何しろ今までの戦いは、そんな事とは”逆”の行いだったんだからね。君らは本当によく働いてくれたよ。 12の大型シャドウは”破片”…元々は1つになるべきものだった。君らがその全てに接触した事で、それらは再び１つに合わさったんだ。おかげで間も無く蘇る…”滅び”を呼ぶ者…”デス”と呼ばれた究極の存在がね。絶望に満ちたこの世界に“全ての終わり”が来るのさ… 全ての死…しかしそれは、全ての始まりでもある… 実は10年前…僕も研究者として計画に携わっていたんだよ。確かに実験は暴走したが、影時間やタルタロスは、そのせいで生まれた訳じゃない。あれこそ”シャドウの力”の正しい現れなのさ。だから先代は集めたんだ…”滅び”を得る為にね。 ……君らは覚えているかい？最後の大型シャドウが残した言葉を… 唯一の方法…それ以外に本当の”終わり”などない…とね。そう、人は世界を満たし尽くし、まっ平らな虚無の王国にしてしまった！もはや”滅び”によってしか救われない！まあ、ウソをついていた事は謝るよ。でも、君らは未来の為になる事をしたんだ。あと少し黙って僕について来れば、君たちも”救済”を得られる。＞死ぬのが…救済…？怖い顔だね。騙した事を怒っているのかい？だが、何をそんなに怒る必要がある？ …まさか、本当に世界の為に影時間やタルタロスを消したいと思っていた、なんて言わないだろうね。君らは桐条君に言われて戦っていただけだろう？それとも、自分達を正義の味方とでも勘違いしていたのかい？…シャドウが悪で、君らは善だとでも？ ……違うなあ。命は、日々無数に死んでゆく…シャドウなど居なくてもね。シャドウが災いを招くわけじゃない。善も悪も、いつだって生み出すのは人さ。本当は、分かっているんだろう？君らは影時間を消したい訳じゃない…そうする事で、自分の中の何かを消した気になりたいだけさ。 …それこそ愚かな発想だ。まあ、君らが求めていたものが何であれ、君らの役目はもう終わったんだ。しかし悲観することはない。君らのような愚かな存在すら、”滅び”の前では平等なのだからね。＞！＞どこからか、鐘の音が聞こえる。ああ！この時を待っていたよ… 僕は一足先に”救済”を得て、”滅びの向こう側の世界”へ行く！あははははは！＞幾月は狂ったように笑いながら、隠された時間の闇に消えていった…。

【BD】11月10日　桐条美鶴
玖珂、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”シンプルなフォトフレーム”を手に入れた！想い出を形にするのも悪くない。是非、君にとって大切なものを入れて飾ってくれ。それにしても、君は不思議だな。始めは紛う事なき少女に見えた…いや、服装は変わらないはずだが、しかし、今の君は男らしくすら見える。先の満月の夜、共に戦ってからは殊にな。…その容姿も一つ君の個性だが、傍に居て初めて分かる君らしさもあった。君の言葉は甘くないが、その分想いをはっきりと形にしてくれる。それが私は嬉しかった。…姿に左右される事ない、君自身の価値だ。大切にしてほしい。 …最近色々とあったが、こうして君の生誕を祝える今日は良き日だな。おめでとう、玖珂。
【BD】11月12日　桐条美鶴
藤澤、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”厚手の大判ストール”を手に入れた！実を言うと、控えめな君を当初はか弱く…少々頼りないとすら思っていたが、その認識は間違いだった。本当の君は確固たる自分を持ち、周りを立てながらも必要と判断した時にはそれを主張し、誰よりも冷静に自己を律することが出来ている。…同時に、何かを抑圧しているようにも見えるがな。…何事も壊すは容易いと言うが、我々が築いてきたものはそう簡単に崩れないと信じて欲しい。君を巣食う不安ごと、君を受け入れてくれる仲間が此処には居ると。……と言う訳だ。勿論私もその一人のつもりだが、一先ずこの冬君を包み込む役目はこれに譲ろう。おめでとう藤澤。暖かな色が、君にはよく似合う。

11月

12月2日　夜長環
今まで楽しかったよ。ありがとう。嘘なんかじゃなく、本当に。ごめんね。
【BD】12月7日　桐条美鶴
利川、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”刻印入りのパスケース”を手に入れた！過去形にするにはまだ早いが、これは君がこの部に居た証だ。…こんな時だからこそ、祝福すべき事があるのは救いだな。…一度はこの部を抜けると言った君の誕生日を、こうして祝えるとは思ってもみなかった。あの頃の君は淡々と毎日をやり過ごしているように見えたが…自らの意思でもう一度“仲間”に入りたいと言ってくれた時から、君は変わったな…。軽口を叩く癖はどうにも治らないようだが、本当は気遣い屋なことも、意外と周りをよく見ていることもちゃんと知っている。利川、誕生日おめでとう。君は私の…我々の仲間だ。改めて…戻ってきてくれて、ありがとう。
12月10日　桐条美鶴
…あれから一週間、動揺しているだけでは仕方ない。今晩、皆を集めよう。
12月29日　桐条美鶴
最近みんなの顔つきが変わってきたのが分かる。あの時は全てが失われたような気がしたが…逆に、ここ一ヶ月で何かを掴んだような、そんな顔だ。……大晦日、もうすぐだな。
12月31日　桐条美鶴
とうとうこの日が来たか。この歳にして、生死に関して、こんな難題を課せられるとは…だが、今更迷うつもりはない。あとは彼らを信じよう。

12月

【重要】1月31日　桐条美鶴
＞ラウンジ＞決戦の日、出撃前こうして号令をかけるのも、恐らくもう最後だ。みんな…準備はいいか。＞皆の決心は変わらない。よし…だが、その前に一つ、私から提案がある。＞…？戦いの後、何がどうなっても、再び皆で会う約束をしないか？もし我々がニュクスを倒せたとして、…考えてみればそれもやはり、影時間を消すことに繋がり…そうすれば私達の記憶も消えるのかもしれない、と思ってな。例え、そのことが私の思い出から何を奪おうとも、私は君達のことを忘れない。だが、それでも、忘れてしまったら…その時は君達に教えてほしい。私なりにずっと考えていたんだ。寮じゃ当たり前すぎて忘れてしまうかも知れない…影時間が消えてすぐに記憶も失われるとも限らない…だから時間を空けて、特別な日に、特別な場所で、と。 …”卒業式”、再び平穏の戻ったこの街がよく見える場所…月光館学園の屋上で。何があっても、決して振り返らず　前だけ見て進もうというこの気持ちを記憶と一緒になくしてしまわない為に、そこでまた、必ず会おう。＞3月5日　”卒業式”に皆で会う約束をした。

1月

【BD】3月9日　桐条美鶴
当真、ちょうどいいところに来た。少しいいか。＞ラウンジにやって来ると、美鶴に呼び止められた。＞美鶴は何かを差し出した。＞”本革カバーのスケジュール帳 ”を手に入れた！当真は変わったな…今の君は毎日が楽しそうに見える。まるで見るもの全てが新鮮とでも言うように。以前は自分の意見というより、何か確固たる基準に沿って物事を判断しているように見えた。時折透けて見える人の良さを知るほどに、本当の君は別にあるような気がしていた。…だが、今は目の前に居る君が本物の当真玄だと思う。私の知る、大切な仲間だ。…記憶を取り戻し、今日を無事に祝えてよかった。誕生日おめでとう。…私達が必死になって取り戻した平穏、君の輝かしい未来、大切な想い出を記録するのに使ってほしい。そして、君が全てのページを埋める頃に新たな物を贈ろう。…また会おうという約束だ。

3月

説明スレッド
ラウンジは、NPCのみ書き込むことが可能です。用途は以下の通りです。【本編の補足・情報提示・本編の時間軸基準】本編の進捗に合わせて、PL向け、PC向けの情報提示やイベント以外に起こった出来事等を補完するのが目的です。また、此処で行われている会話については、【重要】と書かれたものに関しては全PCで共有しているものとします。それ以外は各PCに任せますので、此処での会話をAttendance Bookで話題する等はご自由にどうぞ。そして、本編の時間軸はラウンジを基準に進んでいきます。 4月7日から少しずつイベントで描かれていない部分を補完しつつ、イベント期間中も各イベントに設定された日付とは関係なく、ラウンジでは本編の時間が進んでいきます。慣れるまでは少々分かりにくいかもしれませんが、皆さんには現実世界ではなく、「PoD」の時間を過ごしていただきたく、このような形をとります。Attendance Bookで現実の日付を記入していただかないのも、そのためです。【管理人の生存報告】事前にご連絡してありますように、特別お知らせもなく日誌を書かない日もあるかと思います。そういった日は、日誌の代わりといってはなんですが、こちらへの書き込みを行います。毎日の更新はお約束できませんが、2日以上日誌もラウンジも更新されないということはないように致しますので、ラウンジは管理人の生存確認の場も兼ねています。日誌かラウンジの片方しか更新されない日もあれば、両方更新される日もあるかと思いますが、いずれにせよ皆様は記事タイトルに【重要】と書かれたもののみ目を通してくだされば問題ありません。

説明スレッド

ラウンジは、NPCのみ書き込むことが可能です。用途は以下の通りです。

【本編の補足・情報提示・本編の時間軸基準】
本編の進捗に合わせて、PL向け、PC向けの情報提示やイベント以外に起こった出来事等を補完するのが目的です。また、此処で行われている会話については、【重要】と書かれたものに関しては全PCで共有しているものとします。それ以外は各PCに任せますので、此処での会話をAttendance Bookで話題する等はご自由にどうぞ。

そして、本編の時間軸はラウンジを基準に進んでいきます。
4月7日から少しずつイベントで描かれていない部分を補完しつつ、イベント期間中も各イベントに設定された日付とは関係なく、ラウンジでは本編の時間が進んでいきます。慣れるまでは少々分かりにくいかもしれませんが、皆さんには現実世界ではなく、「PoD」の時間を過ごしていただきたく、このような形をとります。Attendance Bookで現実の日付を記入していただかないのも、そのためです。

【管理人の生存報告】
事前にご連絡してありますように、特別お知らせもなく日誌を書かない日もあるかと思います。そういった日は、日誌の代わりといってはなんですが、こちらへの書き込みを行います。毎日の更新はお約束できませんが、2日以上日誌もラウンジも更新されないということはないように致しますので、ラウンジは管理人の生存確認の場も兼ねています。日誌かラウンジの片方しか更新されない日もあれば、両方更新される日もあるかと思いますが、いずれにせよ皆様は記事タイトルに【重要】と書かれたもののみ目を通してくだされば問題ありません。