こちらは、プロフィールを提出済みの方向けの、任意の自己紹介イベントです。 PCは、名前はフルネーム、アイコン、文字色ともに自分のものをご利用ください。 おまけイベントの質問者は、名前、アイコンともに「クラスメイト」、文字色は一番最後の黒をご利用ください。 おまけイベントに関して、PCは自分が該当する全ての質問にレスをする必要はなく、答えたい質問のみ答えることが可能です。また、あえてレスは付けるが、黙秘するということも可能です。

（最初の挨拶は、無難という名の一線を固辞したまま）
	（転校初日の挨拶を経験するのは何も初めての事ではないけれど、簡単には慣れないものだと糸川は思う。春、最新鋭のモノレール、見るもの全てが新鮮な学び舎。担任に促され、まだ糊が効いたままの制服を翻しながら教壇前へと立つと、室内の方々から突き刺さって来るのは好奇心と物珍しさに彩られた数多の視線。――言うなれば針のむしろだ。元よりあまり目立つのが好きな方ではないのに加え、初対面で赤の他人と打ち解けられるような人懐っこさも持ち合わせていない為、どうしても怯みそうになってしまう体をぐっと堪えて背筋を伸ばす。これから一日の大部分を共に過ごす事となるクラスメイトたちに第一印象から嘗められたくはないと、そんな無駄な対抗意識で緊張をポーカーフェイスの下に隠せば何でもない素振りを装ったまま薄く唇を開き、）――……から来ました、糸川綾です。巌戸台には子供の頃少しだけ住んでいた事があるので、戻ってきた…とも言えるのかな。昔の事はあんまり覚えてないけど、仲良くしてもらえると嬉しいです。これからよろしくお願いします。（比較的当たり障りのない自己紹介を紡いでそつなく頭を下げると、傍らの担任を振り返って次なる指示を仰ごうとする。しかしその前に「ねぇねぇ、糸川さんのお母さんが糸川都って本当！？」とクラスメイトの女子が挙手すれば、そこから連なるように「誰？」「ほら、たまにテレビに出てる占いの」「すごーい芸能人だー」なんてざわめきが教室中に広がって。一方問われた本人は、大方教師連中が噂してるのを漏れ聞いたのだろうかと内心で舌打ちを零す。親の特殊な職業を隠している訳ではないが、こんな風に騒がれるのは好きじゃない）…うん、本当。でもテレビに出てるって言っても芸能人じゃないし、家ではただのおばさんだから別に凄くなんかないって。いろいろ忙しい人だからあたしもここ暫く電話でしか喋ってないし、皆が期待してるような感じじゃないと……思う。たぶん。（だからそんな風に曖昧な笑みと共に切って捨てれば、今度こそ自分が切り出す話はお終いだと口を閉ざす。初日としては冷たすぎる態度との自覚はあったが、どうしても家族の事を詮索されたくはなくて、代わりに糸川は「他の質問は？」と小首を傾げて見せるのか。――とはいえ、見ず知らずの彼らにあまり深入りされたくない気持ち自体にそう変わりはないのだが）
（微笑みを浮かべた少女の面立ちは平素と変わらず酷く穏やかで）
	（大人びた容貌には馴染まぬ真新しい制服に身を包み、担任に連れられて転入先の教室へ初めて足を踏み入れた徳永は好奇の視線に晒されながら、生徒たちへ平素と変わらぬ朗らかな笑みを惜し気も無く振り撒いていた。――新参者として、学校と言う既に完成されたコミュニティの中へ土足で踏み込んだのは今回が二度目の経験だ。あれから既に十年の月日が過ぎたのかと、何処か感慨にさえ耽りながら生徒達の顔を見つめる眼差しに緊張の色は存在しない。特段注目を浴びる事に慣れている訳ではないけれど、何せ自分は転校生。この程度の関心を引いて致し方の無い身分だと誰より徳永自身が知っている。況して目前に佇む彼らが皆、“年下”ともなれば元より世話焼きなこの女が彼らの視線を無碍にする訳も無く。担任からの簡単な紹介を受け、微かに目配せをしたならば転校生と言うよりは宛ら新任教師の如き手捌きで背後の黒板へと自らの名を記し、クラスメイトへと静かに頭を垂れて）ただいまご紹介に与りました、徳永小百合です。卒業までの一年間と短い期間にはなりますがどうぞ宜しくお願いします。（今般の出会いに対する喜びを表すが如く自ずと唇が描く三日月は深く。生徒たちの面立ちを確認せんとゆっくりとした所作で教室内を見渡しながら、先手を打つべきか、或いは教師の指示を待つべきかなんて仕草とは裏腹な速度にて思考が脳裏を駆け廻る。変わらぬ表情の下で思案を巡らせた矢先、「朝、傘を差してた子？」「ああ、大きな黒の」なんて、比較的前列寄りの少女達が交わす内緒話が不意に耳へと飛び込んだ。その言葉に促されたように傘へと集中する視線を感じながら、ほんの少し笑みを深めれば僅かに持ち上げた傘を両の手で支え）実は少し長い間、病院へお世話になっていた事があって……私はみなさんより、2つ程年上です。今もプールや体育は控えなければならなくて、この傘も日よけの一貫なの。……急に驚かせてしまってごめんなさい。けれど、高校生活を送った年数はみなさんと同じくまだ2年……だから、気軽に仲良くして貰えると嬉しいわ。（突然の告白にどよめくクラスメイト達を制すように臆せず言葉を紡いだなら先とは異なる動揺に満ちた静寂の元、さも当然とばかりに彼らの反応を享受す徳永に精神の乱れは見られない。ほんの僅か紛れた虚偽の申告から目を背け、再び下げる頭は先より深く、たっぷりと時間を掛けて。少なくとも告げた思いに偽りは無いと己が心へ詭弁を弄せば担任の反応を仰ぎ見た後、彼らからの質問を待つ事に終始しよう。徳永への問い掛けが途切れたその時には新学期に託けて教諭を唆し、クラスメイト達の自己紹介を求むる心積もりで――）
(緊張感のない明るい声を響かせながら、笑顔を絶やさずに―）
	（清々しく晴れ渡った空の下、纏った真新しい制服は前の学校よりもお洒落でスタイリッシュ。転校は初めての事ではなかったし、此処も初めての場所ではないから、緊張よりは懐かしい気持ちの方が強かった。今日ばかりは登校するまでにぱっちり目が冴えた。こんな事はこれから何度あるか分かったものではない。そうして先ず職員室に寄った後、これから担任としてお世話になる人に先導され、見慣れない廊下を歩く。見知らぬ存在というだけで視線が向けられるのは感じたが、にこにこと気楽な笑みで返そう。――そして教師が立ち止まった教室の扉に入れば、室内の視線が一斉に自分に向けられた。ソロで出場した大会の事を思い出しながら、万人受けしそうな当たり障りない笑顔を浮かべる。皆と仲良くなりたいなら、第一印象はとても大事。担任が黒板に己の名前を書いた後、定番の流れで自己紹介を促された。其の声を受け、へらりとした表情は崩さず一歩前に進み出よう。）こんにちは、皆さん初めまして！今日からこの学校の三年生になりました、真壁香澄です！（転校生にしては微塵の緊張も感じさせない態度で、クラスメイトに初めましてのご挨拶。いきなり明るい声を張り上げた所為で引き気味の顔も幾つか目に入るが、一先ず気にしないでおこう。とにかく自分が笑顔で居れば、周りの多くの人も同じ顔を返してくれる筈だから。けれど名前と宜しくだけでは味気ない気がしたから、ちょっとアレンジを加えてみようと。）好きなのは遊ぶこと、食べること、あとサックスを吹くことかな。前の学校では吹奏楽部でアルトサックス吹きまくってました！この学校でも吹奏楽部に入ってバリバリ吹くつもりなので、どうぞよろしくお願いします！（と、長くなり過ぎない範囲で自己紹介を収めたなら担任も何処か安堵顔。ちなみに失敗した事も過去に何度か。其れが終わり、一つだけ空いていた席に着席したなら「真壁さんの前の学校ってどんなところだったの？」とすかさず質問が投げかけられた。）んー、何て言うんだろう…普通だと思うんだけどな。あ、でも此処よりは全然ボロかった。…ほら、歴史はあるって感じの校舎。夏は暑いし冬は寒かったんだー。だからこれから校舎を見て回るの、すごく楽しみ！（相好を崩しながら、其の後の質問にも一つずつ答えていく。こうして新たな人と出会うのも仲間と話すのも、真壁にとっては楽しいこと。そして、真壁の目下の目標は吹奏楽部に入部届けを出す事とクラスメイトの顔と名前を少しでも早く一致させる事になるだろう――）
（愛想がなければ緊張感もなく。無難な切り抜けを第一として。）
	（大人びた容貌には馴染まぬ真新しい制服に身を包み、担任に連れられて転入先の教室へ初めて足を踏み入れた徳永は好奇の視線に晒されながら、生徒たちへ平素と変わらぬ朗らかな笑みを惜し気も無く振り撒いていた。――新参者として、学校と言う既に完成されたコミュニティの中へ土足で踏み込んだのは今回が二度目の経験だ。あれから既に十年の月日が過ぎたのかと、何処か感慨にさえ耽りながら生徒達の顔を見つめる眼差しに緊張の色は存在しない。特段注目を浴びる事に慣れている訳ではないけれど、何せ自分は転校生。この程度の関心を引いて致し方の無い身分だと誰より徳永自身が知っている。況して目前に佇む彼らが皆、“年下”ともなれば元より世話焼きなこの女が彼らの視線を無碍にする訳も無く。担任からの簡単な紹介を受け、微かに目配せをしたならば転校生と言うよりは宛ら新任教師の如き手捌きで背後の黒板へと自らの名を記し、クラスメイトへと静かに頭を垂れて）ただいまご紹介に与りました、徳永小百合です。卒業までの一年間と短い期間にはなりますがどうぞ宜しくお願いします。（今般の出会いに対する喜びを表すが如く自ずと唇が描く三日月は深く。生徒たちの面立ちを確認せんとゆっくりとした所作で教室内を見渡しながら、先手を打つべきか、或いは教師の指示を待つべきかなんて仕草とは裏腹な速度にて思考が脳裏を駆け廻る。変わらぬ表情の下で思案を巡らせた矢先、「朝、傘を差してた子？」「ああ、大きな黒の」なんて、比較的前列寄りの少女達が交わす内緒話が不意に耳へと飛び込んだ。その言葉に促されたように傘へと集中する視線を感じながら、ほんの少し笑みを深めれば僅かに持ち上げた傘を両の手で支え）実は少し長い間、病院へお世話になっていた事があって……私はみなさんより、2つ程年上です。今もプールや体育は控えなければならなくて、この傘も日よけの一貫なの。……急に驚かせてしまってごめんなさい。けれど、高校生活を送った年数はみなさんと同じくまだ2年……だから、気軽に仲良くして貰えると嬉しいわ。（突然の告白にどよめくクラスメイト達を制すように臆せず言葉を紡いだなら先とは異なる動揺に満ちた静寂の元、さも当然とばかりに彼らの反応を享受す徳永に精神の乱れは見られない。ほんの僅か紛れた虚偽の申告から目を背け、再び下げる頭は先より深く、たっぷりと時間を掛けて。少なくとも告げた思いに偽りは無いと己が心へ詭弁を弄せば担任の反応を仰ぎ見た後、彼らからの質問を待つ事に終始しよう。徳永への問い掛けが途切れたその時には新学期に託けて教諭を唆し、クラスメイト達の自己紹介を求むる心積もりで――）
（怯える注目の的は、視線を避けるように屹立して。）
	（完全に失念していたと目元を覆う羽目になったのは、担任が教室の扉に手を掛けた正にその時だった。転校初日ともなれば自己紹介の一つや二つあるのは当然のことである。まして三年のこの時期に転校をするともなれば、かなり込み入った事情なのかと好きに推測をされてしまうだろう。家の事情とでも説明すれば凡その人間は察してくれそうなものだが、少なからず好奇の目に晒されることは先ず間違いない。そうであるにも関わらず、"自己紹介"という存在を失念していた為に心の準備すら出来ていないのだから──赤萩はひどく緊張した面持ちを浮かべて両手を小刻みに擦り合わせ、教室内へと恐る恐る侵入する他無いのだった。着慣れぬ制服とはいえ、シャツとスラックスという装いは以前の学校のそれとそう変わり無い。癖のように捲くし上げたシャツ。そこから伸びる右腕を左腕で隠すように押えながら、せめて平衡感覚は失わぬようにと、異様に力を入れて立つ。教壇の前だ。教室内を徘徊する視線はやけにたどたどし気に、然し表に貼り付けた仏頂面に変化は与えぬまま。担任から促され漸く黒板を振り返れば、酷く不快そうにチョークを持ち、とても窮屈そうに自身の名を記すのだろう。）赤萩啓司といいます。（正面を向いた所で、自身の名を読み上げる。元々、赤萩の分家はこの地域に住まいを持っているため、或る程度名が通っているとすれば、赤萩の名を聞いただけで反応する人間はいる筈だ。そして、案の定「ああ、赤萩ってあの……」「ほら、なんだっけ？茶だか何だかやってる」「え、お金持ちってこと？」そんな囁き声を、赤萩の繊細な鼓膜は丁寧に拾ってしまうのである。）これから宜しくお願いします。まあ、短い期間ではありますが。（耳朶を刺激する雑音を掻き消すように、明瞭な口の動きで半ば平然とそう挨拶を締めくくれば、案内された自身の席まで意識を保って歩いていくとしよう。チョークで汚れた右手だけでなく、此方に向けられる様々な視線にも、今すぐトイレに駆け込んで両手を洗浄したい衝動に駆られるのだが、──耐えなければ堪えなければ絶やさなければ。胸裡で何度も何度も呟いて、その衝動をぎりぎり押し殺すのだった。）………、ああ（ところでちょうど席に着いた頃、隣の席の女子が「よろしくね」と声を掛けてきたものだから、即座に返すは気の抜けた"あ"の文字を二つ。所謂生返事に加え、最早彼女のことを全く見もしないこの男の評判が、決して右肩上がりになる筈もないことを、──赤萩は誰よりも、良く知っているのだけれど。）
（成功を望まぬ自己紹介はひどく簡潔で）
	（自己紹介を。大勢の前に立たされ、その言葉をかけられるのは人生で二度目だ。「みんなー転校生だぞー。喜べ！女子だ！」先に教室に踏み込んだ担任が無駄に盛り上げた空間に足を踏み入れたとき、其処には歓喜や落胆を超えた驚きがあった。「どうだ、背が高くてモデルみたいだろ？」単に騒ぎたがりなのか、はたまた彼なりの気の遣い方なのか、明るいトーンで紡がれる進行も相まって室内の喧騒は続いたが、当真玄、その三文字が黒板に刻まれた後は、誰もがお前の番だと言わんばかりに静まった。何事も最初が肝心。背筋を伸ばせば元々長い体は更にその存在を主張し、三白眼が高い位置からクラスメイトを見下ろす。感情を削ぎ落とされた無表情、その口元が少しだけ歪む）…初めまして。トーマ、ゲンです。（見た目を裏切らない低い声が空気を震わせた。それはまさしく必要最低限の自己紹介。どうぞよろしく、遠き日の自己紹介では口にしたであろうその言葉の代わりに、今回は分かりやすく間を置いてから、小さくお辞儀する）……。（「え、ほんとに女？」「嘘でしょ、え…嘘、だよね…？」垂れた頭に突き刺さる好奇の視線は何も転校生だからじゃない。事前に聞かされた情報から連想したものと実際に目に映るものとのギャップ、どちらかといえば戸惑いに近いざわめきの理由はそれだろう。月光館学園指定の――ジャージ。生まれ持った容姿に加え、性別を明示する制服ではないそれに身を包んだ当真は男子トイレに入っても誰も咎めないような少年そのもので、今ここで「実は男子でした！」と冗談めかして口にすれば、クラス全体が変な緊張から解かれて安堵するような、そんな空気。だが、訂正の言葉を告げる者も現れない沈黙に敏い彼らは現実を受け止めたのか、駄目押しで担任に視線が集まったが最後、彼の苦笑いで空気が回復する兆しは完全に失われた。そして、）自分のことを喋るのは苦手で…ごめんなさい。何かあれば、個人的に聞いてくれたら。（彼らはまた、聴覚と視覚、別々に与えられた情報との間に違和感を覚えたことだろう。しおらしい言葉を語る唇の上で二つ、威圧的に光る紫の瞳が本音を語る。例えば何故制服を着ていないのか、そんな当然の疑問すら、彼らは口にするタイミングを失った。現状が本意でないとは言わないが、実際は当真の体に合う制服の在庫が無く、発注が遅れて間に合わなかっただけのこと。理由はある。だが、その事実を知るのは少し前に出会い、今隣で「みんな一斉に話しかけて驚かせるなよー」なんて笑っている担任くらいで。さて、この空気の中、これ以上の質問は出てくるものか）
（利益優先の挨拶でも、終始飄々とした態度は崩さずに。）
	（利川にとって転校とは友人と離れ離れになってしまうものでも新しい出会いを運んで来るものでもなく、ただ遊ぶ舞台が変わるというだけのほんの些細なものに過ぎない。故に親の仕事の都合で数ヶ月おきのペースで学校が変わるという生活は面倒であった半面、飽き性の利川からして見れば実に効率的であったと言えたのだが、今回はあっちにこっちへと忙しなく学校を移っていた今までとは違い、確実に一年間缶詰にされる事が決まってしまっている。普段仕事に感けて蔑ろにしている息子への親なりの気遣いか、都度ご丁寧に買い与えられる真新しい制服へと袖を通し、踏み入れた新たな学び舎にて担任と名乗る教師に続き教室の扉を潜る。最初はしっかりとクラスメイトの前に顔を見せておいた方が良いという事は、度重なる転勤生活の中で得た”クラスの中に溶け込みやすくなる”為の知識だ。ひそひそ、こそこそ、飛び交う声は果たして何と言っていたか、留まらずに右から左へ流れて行くのだから面白くもなんともない話題である事には違いない。見知らぬ生徒の登場にざわめく生徒らを静めんと声を張り上げる担任の隣で、突き刺さる数多の視線を物ともせず堂々と小さな欠伸がひとつ落ちる。――退屈だ。）…ん？あーワリ、つい退屈でさぁ、生理現象ってヤツ。欠伸だって我慢してちゃ体に悪いだろ？これでも悪気はねぇのよホント。（気怠そうに重い瞼を開いた時、はたと教壇の目の前の席に座る女子生徒とバッチリ目が合えば、双眸丸くする彼女へと悪びれる様子もなく並べた言葉はウィンクひとつのおまけ付き。担任の怒声が効いたのか、それとも利川がチョークを握ったからだろうか、黒板に名前を記し教壇へ向き直る頃には先刻までの喧騒が嘘のように教室内は静まり返っている筈で。）ご静聴どーも、転入生の利川景充でぇす。同じクラスになったのも何かの縁ってコトで、ヨロシク。（我ながらテンプレートのような挨拶だとは思うが、利益があるとはいえ欠伸が出るほど退屈な自己紹介にばっくれずに出席しただけマシだろう。その後担任の口から補足的な紹介が入り学校を転々としていた事が明かされれば、つかさず「ひょっとしてまたスグに引っ越しちゃうの？」との声が何処からともなく上がり、答えを促すような視線が一斉に利川に集中する。当人は素知らぬ素振りで肩を竦めて、）さぁ？でも俺って飽き性だからさぁ、ココに飽きたらスグにでも居なくなっちゃうかも。（恐らくほんの冗談のつもりで投げた質問だったのだろう、そしてそれに対して「何処にも行かないよ」といった風な答え返って来る事を想像していたに違いない。けれど利川は悪ふざけが過ぎるような冗談こそ言うけれど、決して嘘吐きという訳ではないのだ。この流れで口にした言葉は相応の説得力があったようで、困惑入り混じる視線を感じては一人愉快気に口元を引き上げ、彼らが想像していたであろう言葉を漸く口にするのだろう。）――とでも言えば、行かないでーって引き止めてくれちゃったりするの？けどまぁ今の所何処にも行く予定はねぇかなぁ、寮生活決まっちゃったしよ。…そんなに見つめちゃってぇ、他にもなんか質問あんなら遠慮なくドウゾ？……もっと知りてぇんだろ、俺のコト。今なら出血大サービス、あんなコトからこんなコトまで、もちろんプライベートに関する質問にだってお答えしちゃうぜ。（担任が隣で何か言いたそうにしていたが見えない振り。さぁ掛って来いと言わんばかりに教壇に片肘を付いては、ぐるりと教室内の生徒の顔を見回して宣言通り質疑応答に当たる姿勢――。）
（当たり障りのない挨拶を、印象に欠ける姿にて）
	（きっと何度繰り返してもこの感覚には慣れはしないのだろう、教室内へと一歩踏み入った瞬間に見慣れない余所者の姿に気付いた途端にがらりと変わる空気と注がれる数多の視線には。衆目を集めていることを意図的に意識から取り除いて促されるままに足を止めた場所は、彼等にとっても自分にとっても互いに観察することに適した位置に違いない。着慣れない真新しい制服、見覚えの無い新学期を迎えたばかりの教室、出会ったばかりの教師と生徒達。新しいもので埋め尽くされた空間を伏し目がちに捉えながら、背後で響くチョークが黒板を鳴らす音が止むのをそのまま大人しくただ待っている。前で重ねていた手が気を散らすように指と指を絡めたり、定位置で下がっていた眉が不安を伝えるように更に下がっていたり、曖昧な微笑みで視線がいまいち重ならないような、転校初日の緊張に当て嵌まる姿の割には心臓の鼓動は安定的で鳴り響く程ではないことを知るのはこの空間には当人以外はまだ居る訳がない。物思いに耽る程の時間も無くチョークが置かれた音に弾かれるように俯き気味であった頭を上げると背後には知らない筆跡で綴られた自らの苗字と名前に、それから教師の新しい級友との言葉で繋がれる縁――）皆さん…はじめ、まして。…藤澤幸と言います。（軽く息を吸い込んでみても大声にはならず、辛うじて後ろの席まで声を届く程度の声量で、お決まりの言葉で自己紹介。細めた目許が与える印象は受け手によって異なるのだろうけれど、見渡すように前後左右其々の顔を視野に入れる様も目が泳いでいるようにも見様によっては見えるのかもしれない。特別な個性を感じさせない第一声で一時的に静まった教室内へ不慣れさで強張りを孕んだ声をまた響かせて）あの、…仲良くしてもらえたら嬉しいです。これから…その、よろしくお願いします。（普通。没個性的。パッとしない。そんな陳腐な挨拶を締めるように軽く頭を下げたのならば、どれだけの人に藤澤幸という少女の転校初日の挨拶が記憶に残るだろうか。暗い、地味。その辺りが大概の環境で下される評価ではあるけれど、今日も今日とてその例から外れることはなかったようで、大人しそうな子だねなんて声が少し聞こえた。面白味に欠ける必要最低限事項で纏められた自己紹介も、口籠るような口振りがこうした場が不得手な類の者であると彼等に認識させたのか、余計な茶々が入ることも好奇心に満ちた質問が投げかけられることもなく、当たり障りのない教師の言葉が円滑に場を進めてくれる。用意された座席へ着席するまでも目立った事も起こらず、ただ座る直前に後ろの席の女生徒がにこやかに声を掛けてくれたため、）…うん、よろしくね（直前の挨拶と似たような応答を少しだけ和んだ面持ちで返しただけ。それでも名乗ってくれた彼女の名前と顔は記憶に刻み込みながら、新しい景色を今度は先程までの彼等と同じ視野で見詰めよう。良い意味でも悪い意味でも存在感に欠けるこの身は印象に欠けていて、きっとすぐにこれまでと同じ立ち位置を確立することになりそうだと予感しながら、新たな場所で過ごす最初の時間へと意識を傾けよう）
（トークショーの如き挨拶は、教室というステージにて。）
	（カツ、カツ、カツ、ゴン！いったあ！――一点を注視する無数の視線が上から下へ。大きく見開いた双つのライトグリーンもまた、上から下へ。揚々と踏み出した足が躓いたのは恐らく教壇の僅かな段差だったのだろう。これから一年間、顔を付き合わせることになるクラスメイト達を眺める暇もなく、ぐるりと景色が回転した後に視界一杯に広がった無機質な床面がなんとも疎ましかった。静まり返る教室に洩れた微かな呻き声に「大丈夫か」と苦笑混じりの声をかけられれば、漸く生徒達も小さな声音を紡ぎ始める。「すごい音したけど」「頭打ったんじゃない？」「コケるとかまじかよ」「転入生、大丈夫なの？」――。緩慢に上体を起こす男を指して心配の声が半分、揶揄の微笑が半分。折り畳んだ長身を再度伸ばし、先程よりも一層強い好奇を含む視線を一身に受けるこの現状。俗に言う羞恥プレイかしらと、でも俺にそんな趣味は無いのだよと、心中での自問自答は即ち現実逃避である。滑稽なくらい慎重な足取りで教卓の前に辿り着く頃には僅かに赤らむ頬に乗せたはにかみも、少しはまともな微笑になっていて欲しいものだが――稀薄な望みを胸に潜め、見渡す生徒達の好奇を満たすことが今は先決だと思考を巡らせて）あー…っと、まずは…驚かせてゴメンナサイ、か？……いやァ、あのな？第一印象ってやっぱり大事だと思うからね、一生懸命どうやってアピールしようかなーって考えてたら……コケちゃったんだよな…。でも正直これで掴みはバッチリだと思うンだけど、ねえ…どう？だめ？…あ、そんなこんなで上広優一っていいます。よろしくな。（――綻ぶ頬が作り出したものは紛れもなく爽やかな笑顔だった筈だけれど、一連の流れを踏まえてはクスクスと笑いが湧き上がる材料にも成り得たらしい。「ちょっとおもしろいかも」「てかぁ、所謂ドジっ子？」「男でドジっ子とかウケるわー」――。他方から聞こえるからかいの言葉に下がる眉は、然し緩みきったままの唇と相俟って、決して不快に思っている訳ではないのだと示していた）んー……なァこれ若しかしてこっから俺、ドジっ子認定されちまう流れ？…待って、本当はそんなお間抜けさんじゃないんよ俺…。なぁ、皆誤解しないでくれよ？…なっ？（催促するように尻上がる語尾に被さった笑い声は、このクラスでの自身の位置づけを明確に示しているように思えた。やらかしたなぁ。掻き揚げた後ろ髪がぴょこんと立ち上がる様すら笑われる感覚を覚えながら、それでもある種“美味しい立場”であると考えるその思考は、ポジティブともいえるだろうか。「誤解っつーかドジなのは事実じゃんな」「でも上広君って前の学校で万年首席だったらしいよ？」「え、嘘だろ。そんなキャラじゃなくね？」――。）…あー、…そぉな、趣味でも前の学校のことでも、好きなタイプでも？…あ。あと、このスベッスベな美白の秘訣でもなんでも、質問があればどうぞ。答えられる範囲で答えるぜ。……。…よし、じゃ今美白のくだりで笑った其処の男子ー…の横のかわいい女のコ。因みに俺の好きなタイプは、割と君みたいな子だったり……（さ、質問はあるか？それともどこが好きなのか、もっと聞きたい？―――へにゃり。清清しい笑顔に滲むナンパな茶目っ気に、湧き上がる教室が巨大な音の波を作った。ドジっ子。秀才疑惑の女好き。大いに印象付けられた風変わりな転入生を包む空気は暖かかった。――其処に女生徒からの熱視線が加われば文句なしだね――。笑い声の中、席に着き、今後に思いを馳せる青年が果たしてそんなことを考えていたかは、分からないけれど。）
（穏やかな笑顔は、仮面のように剥がれ落ちる事はなく）
	（今日からよろしくお願いします。―きっちり90度しっかりと下げられた頭に、教師は気を良くしたようであった。口角は上げたまま顔を上げれば、”人当たりの良い優等生”の加賀美誠の完成だ。教室までの道中、教師から振られる話題に適当に相槌を打ちながら、確りとした足取りで進む。転入と言う経験はそれなりに特別な物であれど、為すべき行為自体は只の新学期初日とそう代わりはないのだから。ざわめく教室の扉横にて待機しながら、加賀美は何処何処までも落ち着いていた。―「おーい、、静かにしろー。お待ちかねの転校生だぞ。…加賀美、入れ。」教師に促されるまま、教室内へと足を踏み入れれば、ざわめていた教室が一転、水を打ったように静まり返った。）…どうも、初めまして。加賀美誠です。3年のこの時期に転校、だなんて、変に思う人も居るかもしれませんが、只の両親の転勤なので、安心して接して下さい。（教師に見せたその時から変わらぬ笑顔のまま、穏やかな声音で紡げば、小さく頭を下げて簡素な自己紹介を終えた。そうして担任に案内されるがまま席に着けば、再び喧騒を取り戻す教室。然れどお構いなしに授業を進めようとする担任が「授業始めるぞー。」と一声掛ければ、再び静けさを取り戻す生徒達は、それなりに真面目であるらしい。加賀美もその状況を把握すれば、隣の女生徒に）悪いんだけれど、前の学校とは教材が違って、手配がまだ追いついてないんだ。…今日１日教科書を見せてもらってもいいかな？（転入生のこういった頼みを断る人間など先ず居まい。予想通り快諾してくれた女生徒と机を付ければ、女生徒から、「前はどこの学校にいたの？」とボリュームを抑えた疑問符が飛んで来た。）えっと、…―学園なんだけど、分かるかな？（と端的に必要事項のみ答えれば、隣の女生徒は驚き滲ませ「えっ、あの進学校の？じゃあ頭良いんだね！」と。これにはまた、先程から浮かべていた笑みと同種の笑みを口端に上らせ、）いや、別に主席だったとか、そういう訳じゃあないし。…それに、勉強はある程度までなら努力の問題だからね。誰にでも出来ることだよ。（と、軽やかに否定しよう。次いだ、一見厳しく映る言葉は、しかし、首を竦めて見せながら紡いだ事に因って少々軽さを加える事に成功しただろう。）さて、そろそろ静かにしないとね。怒られちゃうよ。（そう小さな声で笑顔のまま指差す先は担任の背中。「ね？」とダメ押しで首傾げれば納得してくれたようで、其処で詮索は終いとなった。しかし、この授業が終われば更に多くの人間が此の机近辺に集まり、質問を投げてくることは余りにも明白で。隣の女生徒に聞こえぬよう、小さく小さく溜息落とす。そうして、授業内容に耳を傾けながらも、脳内では数10分後に投げかけられるであろう問の、模範解答の作成に取り掛かるのだった。）
（自己紹介に臨むかんばせは初対面の緊張に因するものでなく、）
	（平均値から大きく離れた学力に関し控えめに表しても海馬の機能は良いとは言えぬけれど、昨晩の”出来事”を経てもけろりとした顔で起床したあたりに限れば悪くない働きだ。袖を通す制服の固さにさすがは新品と唸り、ちゃっかり折り上げたスカートをひらりと翻してみたりして、鏡を前に新品ぴかぴかのスクールバックを伴にむふふと含み笑い。ふくらはぎの中ほどまでの半端丈紺色ソックスに足指先を通し、爪先つるりと光る焦げ茶色ローファー鳴らして降りる階段は鼻歌混じり。転校初日、新生活の幕開けという今日の佳き日に相応しい晴天の下、唇が描く半弧は愉悦に満ちた心内を表すだろう。すべてが見知らぬものへと変わった街並みはさすが巨万の富を投じただけあって見物に忙しく、物珍しさに歓声あげあれ何これカワイイと注意散漫に歩いていた―ことが起因となった足元への不注意は、幻想の階段を踏みしめようと。）ぎゃっ！？！（降ろす足が目指した実質の空虚は、鍛えられた運動能力のお陰か転倒こそ招かなかったものの、学園前という位置柄注目集め放題。おまけに留守になった手元をして辺りを見回し、数メートル先にぶっ飛ばされたスクバを取りに走る羞恥と言ったら。新品ぴかぴかスクバはすっかり、その身に擦り傷を負ったのである。――というツキの無さで転入初日を迎えたお陰か、自己紹介に立たされた際はどうか痴態よクラスメイトには晒されていないでくれと緊張そっちのけだ。先生の軽い紹介が終わりいよいよ自己紹介と相成ったならば、）立つに平らにえーっと………大、ニ、小って並べる奈に南北の南って書いて、立平奈南です。前の学校では友達の影響でチア部に入ってました。もしこの学校にあれば、でもって誰か入ってる人がいれば案内してくれると嬉しいですっ。（照れ隠しの笑み携え、言い終えれば頭を下げクラスメイトへと視線を向けた。続いた担任の声には時折担任へ視線を向けつつ、補足の質疑応答あらば応えようと軽く頷いたところで、向かった質問はこれだ。「立平さん、さっき校門で……」。）え゛っ。　　　あー……あはは、見てた？あの、なんかものめずらしさ？でいろいろ見てたら転びそうになっちゃって、で、踏ん張ったらかばんぶん投げちゃったっていうか、………チアやってたから割と腕力はあるっていうか何これ恥ずっ！！（図星に挙げた声に泳ぐ目、ごまかし笑い引きずられた物言いは言い訳臭さ抜群だが、最後に貼り上げた一言を以ってしてある程度の笑いを牽引できればほっと肩撫で下ろし。割りかし温かい雰囲気のお陰でいくつかの質疑応答を終えたらば、締めの一声はこれだ。）んっと………そだな、私昨日の夜寮に入ったばっかりで、荷物整理する暇もなくって今部屋がめっちゃ綺麗なので、今のうちに遊びにきて欲しいなって！思いますっ。あとはちょっとずつ雑貨とか揃えていきたいので、オススメの雑貨屋さんとかあったら連れてってやってくださいっ。（運命の歯車は回り始めた。）

	恋人は居ますか？もし居なかったら、好みのタイプとか教えてください！ ※このように質問のみご記入ください。 PCは此方の質問にも回答可能です。
	ん？なになに？…って、そういう事きいちゃう？きいちゃうかァ……仕方ない。ここだけのヒミツだからね？恋人は10人…いや、100人は居るかなァ…いやもっとかな？とにかく僕を愛してやまない人がたくさん居るわけさ。それから好みは…うーん、こいつは難しいね。えっとね、僕は人類全て、生きてる限りみーんな好みなわけ、サ。もちろんキミだってね。ああでもコレ、逆を言えば好みなんてないって答えにもなっちゃうのカナ。……ああもう、不満なのはわかるけどそんなカオしないでよ。だってこれ事実だもの。ホントホント、愛を語るのに性別なんて不要でしょ、年齢もね。だから僕は校長先生だってばっちりストライクゾーンなワケ、OK？っていうかさ、そんなコトきいちゃうくらいだから僕に興味があるんでしょ？白河通り辺りにイイお店知ってるんだよね。放課後どう？一緒に行かない？
	……。……恋人は居ないな。…それと、生憎だが、残りの問いに対する答えは持っていない。
	居ない、って言葉が欲しいんだろ？この場合。まぁ実際居ねぇんだケドさ。好みのタイプはー…ハハ、なんだと思う？考えたコトもねえなぁ。けどま、条件を満たしてても俺の恋人になんのは止めといた方がいいぜ。
	――…こういう質問って普段ならセクハラ扱いされてもおかしくないのに、転校生相手だと何故だか許される風潮があるよね。不思議。…で、恋人だけど、もし居たらわざわざ親元を離れて転校なんかして来ないと思わない？　今時、遠距離恋愛なんてただひたすら面倒臭いだけだし、離れてる時間が愛を育むなんて嘘っぽいよ。……ううん、別に経験はないんだけど。だから好みのタイプもそーゆー面倒臭さがなくて相性が良ければなんだっていい。そもそも彼氏…とか、今は特に欲しいとも思ってないから。
	……そうね、残念だけれど恋人はいません。それに、暫くは学校やこちらでの生活に慣れなければならないし……何より、みなさんの事を知って行きたいから私に特定の人は必要ないわ。何より、興味もそれほどないわ。…それから、好みのタイプというのも……ふふ、中々言い慣れていないと直ぐには出てこないものね。そうねえ、……背の高い人かな？私の背が高いから見下ろしてしまうと何となく、少し申し訳なくなっちゃうの。辺り障りのない答えになったしまったけれどこんなところで……ご期待に添えていれば嬉しいんだけれど。
	恋人はいないけど、オーダーメイドのお気に入り枕とは仲いーよ。大抵一緒だし。将来はお布団とでも結婚すると思う。……好みのタイプもおふとんかな。あったかくて落ち着くし、包容力あるし。
	随分と低俗な質問だな…。 一つ確かなことを言うとすれば、 「こういったくだらない質問をする人間は好めない」 以上。
	わー、絶対来ると思った、その質問。ここでドヤ顔で居ます！って答えられたら格好良いんだけどなー…ということで、恋人とかそういう人はいません…！何だろう、私の一番の恋人はサックスだと思う。微笑ましいカップル見てるといいなーって思ったりはするんだけど…！それと好みのタイプ…うーん、外見っていうよりは中身重視かも。生き様が格好良くて、尊敬できる人…かな？すごい抽象的で自分でもどんな人とか分からないけど、一緒にいて落ち着く人がいいなーっていうのはよく思うよ！
	残念ながら。…って言うべきなのかな、この場合。うーん、でも、あんまり欲しいって思わないんだよね、今は。だから好みのタイプもそんなに考えた事はないかな。
	恋人…んー……ヒ・ミ・ツ。うふっ。…とか言ったらウケ狙えるか？…あ、誤解される？や、いないよ。いない。今は。だから好きなタイプは……可愛い子かな。俺にとって、かわいい子ね。
	居ないっ。あはっ。私恋バナ大っっスキなんだけど、でも恋バナってさ、するとき自分が何かしらスキな人が居るとか、そゆときにすんっごい楽しいよね。前にスキだった人の話してもいいんだけど、ゆっとくけど私結構惚れっぽい割にふられんぼだかんね、恋バナのネタは豊富だよ。ふふんっ。………ってこれ別に誇れることでもないんだけどさー！？好みのタイプはね、やっぱイケメンはスキなんだけど、顔のタイプって表現難しいから性格で言うと、……えっとねー、やっぱ私優柔不断なとこあるから、しっかりしてて頼れるカンジの人がタイプだよ。男女関係なく頼れるカンジの人はかっこいー！ってなっちゃうんだけどねっ。
	こ、恋人…？私に？…いない、かな。えっと…その、誤魔化してる訳じゃなくてね、いないよ。いません。好みのタイプも……ごめんね、こういうことあんまり考えたことなくって…。…だから、好きになった人が好みとしか言えないや。
	ノーコメント。

	ねえねえ、前の学校では何て呼ばれてたの？なんか面白いあだ名とかあったら聞きたいな！あ、こっちで広めたいのとかあったら協力するよ〜！
	さぁ？なんだったっけか。忘れた。名前はスキに呼んでくれて構わないぜ、あだ名でもなんでもご自由に〜。
	……特に無い、普通に名字か名前で呼ばれてた。でもそれに拘りがあるわけじゃないし、あだ名で呼びたい人は好きにすれば？　よほど変なのでもなければ文句は言わないよ。
	一番多かったのはとくちゃんだったかしら？あとは……小学生のころはさゆりんなんて呼ばれてたけれどこれはちょっと今となっては辛いわね、寧ろきついわ。……いえ、勿論みなさんがそれで良いなら私は構わないんだけれどね？
	教師によく「児玉ー！」って呼び出されて怒られてたから、児玉で浸透してたかなー。覚えてくれてる子はシュートくんとか。結構気に入ってる。
	…………苗字以外の選択肢が見当たらないな。
	んーっと…かべさん、かべこ、かすみん…名前以外だったら、これぐらいかも？全部「か」で始まるって今気付いた…。どれもノリで付いたあだ名だったと思う…！ちなみにあだ名は現在進行形で募集中だよ！どんなのでも、遠慮なくどんどん呼んでくれると嬉しい…！
	渾名っていう渾名はそんなにないかな？…だから基本的には好きに呼んでもらって構わないよ。加賀美でも、誠でも誠くんでも。
	俺の渾名といったらそりゃあ「まーくん」だな。まーくんっ。はぁと。みたいな感じで呼んでくれりゃ、もう俺のテンションが最高潮……っと、でもまァ、何か他に案があればそれで呼んでくれていいぜ。そしたら俺も君のこと、そうやって呼んでくれる子って早く覚えられるだろうからね。
	区切りは漢字的には多分な・なみなんだけど、ナナって呼ばれるのが一番多い気がするな〜。女友達に立平って呼ばれるのもすんごい多いんだけど、ナナって呼ばれるのが一番反応しやすいかな。
	藤澤さんとか幸とか…たまにさっちゃん。あ、の…皆が呼びやすい呼び方で、好きに呼んでもらえたら…いいな、って思うので。好きに呼んでください。
	当真。名前は好きじゃないんだ。

	甘党ですか？辛党ですか？ついでに好きな食べ物も教えてくださーい！
	食べてる比率で言えば、どっちかっつーと甘党？つか辛い食べ物ってそうそう売ってねぇよな。あと良く食べんのはファストフード、コンビニ弁当。ごはんよりパン派。肉より野菜派。……スキなモノ？なんだろうな。あ、手料理とか。
	甘いものも好きだけど一番は和食。たとえば卵焼きとかお豆腐とか煮物とか…、そこ、年寄りくさいって言わないでよ。辛いものは……あまり食べたいとは思わないな。別にだめってわけじゃないけど、口痛くなるしゆっくり味わえないし、辛党のひとの嗜好は正直よくわかんない。
	あっさりしているなら辛いものが好き。比較的強い方だとも自負しているわ。……前置きもしたけれど私、あっさりした食べ物が好きなの。特にレモンやオレンジ何かの食べた後にすっきりする柑橘類。そう言ったものを使っているなら勿論、甘いものも大好きよ。
	ピリ辛程度は好きだけど、あんま辛いのは食べれないかも。キムチとか少量のわさびなら好き。甘すぎるものもあんまり得意じゃないけど、普通にデザート食べる分には結構好きだな。どっちかと言うとラーメンとか肉系とか、あと体に悪そうなこってりしたジャンクフードも大好物。ポテチは青のり派。
	特に食に好みは……。 まあ、自負するほど辛いものが好きなわけじゃないが、二択なら辛党だ。 よく食べるのは和食、だろうな。 あまり、洋食類は口にしないようにしていたから。
	甘党です！果物もスイーツも一通り大好き！でも甘くて美味しいものってもれなくカロリー高いから困っちゃう…！あっ、今度この辺の美味しいスイーツ店教えてくれない？そのうち学校周辺の店だけでも制覇してみたいなー。
	うーん、別にどちらって程、どちらも好きじゃあないかな。どちらかを選ぶなら和菓子くらいの甘味が好きだよ。好きな料理は…、そうだな、強いて言うなら和食。
	そうだなァ…特にこだわりは……なんでも食べれるぜ。俺、健康ないい子なのよん。
	んー………甘いものでいうとケーキ大っっっスキだし、でもでも辛いものでいうと豚キムチ大っっっスキだし、ってゆか甘いもの食べると辛いもの、辛いもの食べると甘いもの食べたくなったりするじゃん？って考えると、えーーーっ選べないな、ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な、…………はいっ。神様の言うとーり、どっちかっていうととりあえず辛いもの派ってことで。ヨロシク。
	………どちらかといえば…甘党、だと思う。ケーキとかチョコレートとかお団子とか目がなくって。でも辛いのも好きだから、…結局食べることが好き、なのかな。好きな食べ物も何でも好きだけど……ご飯もの。おにぎりとか丼ものとかが、好きです。
	強いて言うなら甘党。けど、どっちも別に。……好きな食べ物、ね。……オム…いや、…………………ラーメンで。

	今一番欲しいものって何？欲しいものでその人の人間性ってわかりそうだし！あ、でもあんまりスケールの大きいものじゃなくて、現実的な範囲でね！
	なーんにも。そういうの俺、不自由しねぇからさぁ。……で？俺の人間性はわかりそうかい？
	ウィジャ・ボード。 …………ああ、うん、八割方は冗談だからそんなに考え込まなくていいよ。真面目に答えると寮の部屋に飾るインテリアとか観葉植物が欲しい。日用品以外はあまり持ってこなかったから、まだまだ殺風景で寂しい気がして。
	今のところは特に思い当たらないけれど、寮生活は今回が初めてだから何日かすればきっと欲しいものが出てくるでしょうね。……例えば、掃除道具や台所用品…あとは文房具みたいな日用品がきっと足りなくなるんじゃないかしら？使わない！と思ってたものに限って案外必要になったりするものよね。
	時間かな。三年くらい寝太郎してたい。 ……現実的に？抱きまくら。
	特に思い付かないが、 好きな作家の新作を買わなくては、とは思っている。 僕がずっと欲しかったものは、もう手に入れたから、もういいんだ。
	私が欲しいもの…勉強しなくてもテストで点が取れる頭脳とか、どれだけ長く息を吹いても疲れない肺活量とか…は、現実的じゃないよねー。…すごく高いんだけど、マイアルトサックスが欲しい！
	身長？…179cmって半端だから、あと1cm欲しいかな。これでもスケールが大きいなら、携帯電話。そろそろ使い始めて2年半経つんだ。反応が鈍くなってきたから新しいものが欲しいな、と思ってるよ。
	……欲しいもの………ねこ。猫だな！…愛猫がさあ、前の家だからさあ、寂しくってさあ……。…、ま、貴子以外は飼うつもりねんだけど。現実的なら、ぬいぐるみ。寝る時用に沢山欲しい。ふわふわのやつな。
	今一番ほしいもの？私ほしいものとか結構際限なくって、あれも欲しいこれも欲しい！ってなっちゃうからしぼれないなぁ。例えばそだな、ヘアピンはこないだ買ったばっかだから、新しいバレッタでしょ、シュシュでしょ、せっかくショッピングモール近いんだから、ショッピングモールで春服もいっぱい見たいし欲しいなあ、部屋着も換え欲しいし。………あ、新商品の茶色のマスカラ欲しいんだった！でもボリュームタイプかロングラッシュのやつか迷うっ。
	……スケジュール帳とか。越してくるときにどっかに行ったから。

　

	自分を動物に例えるなら何だと思う？ 理由も合わせて答えてくれたらうれしいなー！
	キツネだな。理由は言わなくてもなんとなーくわかるだろ？そゆコト。
	確か動物占いだとライオンだったっけ…。まぁ百獣の王って柄じゃないのはともかく猫科のどれかだとは思う。プライド高そうって、よく言われるから。
	動物って意外と難しいわね……じゃあ、マナティなんて少しマイナーかしら？アクティブになれないところなんて似てるかな？と思うんだけれど……真偽の程はこれからに乞うご期待ということで。
	ナマケモノ。
	これを言うと大概顰蹙を買うが、「白鳥」とでも。 理由は、………なんとなくだ。特に意味は無い。
	うーん、動物…？何だろう、見たり触ったりするのは好きなんだけど…自分に例えるって難しい！夜になると元気になるからフクロウとか…？可愛い犬とかハムスターとかに憧れもあるけどね！
	…あんまり考えたこと無かったなあ。そうだな、自分のペースで動くことが多いからサイとか、かな。
	……うーん、虎とかライオンとか好き。ねこねこ。でも俺では無いよなー？……俺っぽいの……蛇とか？…蛇って頭いいっけか…？…わからんわ。うん。ごめん。
	私ね、ちょっとチーターみたいなところあるかなって。足結構速いんだよ、運動会のリレーとかいつも最初だったもん。……まあ大抵最初滑って転ぶかなんかしてたんだけどね………。あとは女豹っぽいオンナってのになってみたいよねー！？ってのでチーター。あれ、女豹？オンナチーター？んんー？
	じゃあ…犬。理由は各自に任せる。

	ねえねえ、SかMでいえば自分はどっちだと思う？磁石の方じゃなくって、サドマゾ的な意味の方でね！恥ずかしいなら答えなくってもいいよー、うふふ。
	………どっちだと思う？
	…知らない。知るわけないじゃない。…第一そんな事聞いてどうするの？　ただの興味本位とか言ったら、怒るからね。
	公の場でそんな質問をするきみはひょっとするとSなのかしら？……興味を持ってくれるのは嬉しいけれど時と場所を選んで何事もほどほどにね。さて、肝心の回答は……やっぱりひみつ。たまには焦らされてみるのも悪くないでしょう？
	Sじゃない？イニシャル的に。
	…………………… ………… …… ニュートラルで何か差し支えがあるのか。
	えっ…！？人の困った顔とか別に好きじゃないし、Sではないと思う…けど、いじめられて喜んだりもしないからMでもないと思うし…どうしよう、分かんない！ここは間を取ってノーマルのNって主張しておくね！
	さあ？…そうだな、こういう物の自認って間違っていることの方が多い気がするから、これから接していく間に皆が判断してくれたら嬉しいな。
	時と場合と、相手によるかな。いじるのも楽しいし、いじられんのも楽しいよ。……で、君はどっちの俺がイイんだ？
	て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り。はい、私Ｓだってさっ。異論は認めませ〜んっ、神様がそう言ってるから運命だもんっ、……なんてねっ。
	S。

	実はこんな事が出来るんです！っていう、小さな特技っていうのかな？ありますかー？舌でさくらんぼのヘタが結べたり、実は手品が得意だったりとか、普段人にアピールしないようなとっておきがあれば教えてくださーい！
	特技ねぇ……。運動全般なら一通りなんでも出来るコト、とか？汗掻くのはスキじゃねぇから普段はやらねえが、俺生まれつき運動神経がイイみてぇでさぁ〜宝の持ち腐れだと思うよホント。ま、部活に入んのはヤだけど助っ人くらいなら引き受けるからよ、いつでもお誘い待ってまーす。なぁんて？
	小さな特技…？　うーん…、手品は出来ないけどカードの扱いは得意かも。昔トランプを使うのに凝ってて、シャッフルとかカットの仕方とか、色々覚えたから。
	特技、ではないけれど……花言葉は少し人より詳しいかな？小百合なんて名前だから、子どもの頃からお花屋さんに行ったり図鑑を見るのが好きだったの。だから、その延長線ね。
	百人一首。 あとは、速読程度だろうな。
	小さな特技…じゃあ、足の指をすごく広げられる…とか？足の指をぐいっと広げて、近くの物を取ったりとかも出来る…！あんまり行儀よくないのが残念だけど、家とかなら意外と便利だよー。
	特技？…特に、って言うと詰まらないかな？強いて言うなら集中力、かな。試験前とかね、役立つ特技だよ。
	えー……小さな？特技って言われると困るわ。普通なら勉強だけど…。…んー………人より少し、足が速い。…いや、訂正。特技って程じゃねえわ。あとはー…こんなトコロで言えないようなコトしか……なんてな。
	はいはーいっ、ビューラーでまつげあげるのウマい！アイライン引くのはもっとウマい！……アイラインの方は普段学校では化粧してないからわっかんないかもだけど、まつげくるんってさせるのウマいよ。どうだっ役に立つでしょ？
	特技…………せん切りとか。

	はいはーい！皆には将来の夢とかってあるの〜？あるなら理由も一緒に教えてほしいなあ！
	ま、あったら今頃ココには居ねえだろうな。
	今はまだ大学進学までしか考えてない。将来なんて、わからない事だらけだもの。
	それはなりたい職業、と言う意味かしら？だったら、……そうねえ、漠然とはしているけれど医療系の仕事に携わりたい気持ちはあるわ。どんな方向性になるかは……まだ、考え中ね。
	将来の夢…うーん、小さい頃ならケーキ屋さんとかCAさんとか色々あったんだけど、今は思いつかないかなー。すごく恵まれてる環境に居られてると思ってるし、楽しいし！…だから、こんな風に楽しくて色んな事に興味が持てる毎日が続いていけばいいなって思うし、とりあえずこれが小さい夢。具体的な職業はもう少し経ってから見つけるつもりだよ！
	それなりに裕福な生活が暮らせる程度に収入が得られる職業に就くこと、が夢かな。はは、夢のない夢だけれどもね。
	なぁい。ま、このアタマ生かせればいいのかなぐらいで。
	ないっ。あはっ。化粧とかおしゃれとかスキだけど、それも別に職業にしたいとは思ってないし、チアも結構スキだけど職業にするとかはとてもとても。ってか私高2だしまだまだ未来の話〜ってことで。
	…ないな。今は。