ACADEMIC:1 PHYSICAL:5 TECHNIQUE:6 CHARM:3 COURAGE:4
ペンは回すもの 身軽 修理剪定
なんでもござれ
目力が強い 高所はへっちゃら

みんなと同じものを見ているはずなのに同じように見えない。
生きてるだけでおまえはみんなと違うんだって
責められてるような気持ちになる。






SEX AGE
21歳
JOB
用務員
BIRTHDAYHEIGHT / BLOOD
5月1日 166cm / A型
PLACE
双鏡学園:用務員室
双鏡大学付属病院
49
IMAGE COLOR
トワイライトスカイ(#8278aa)
◆◆◆
CHARACTER
「星ふるさと」と呼ばれた自然豊かな温泉郷の歴史は長く、温泉宿が立ち並ぶ其処は小さな村。その中でも老舗旅館の一つである昼神旅館は代々男子が後を継ぐことが決まっている。ゆえに待望の第一子、晴一は皆に大いなる喜びと、のちに絶望をもたらすこととなった。日本一の星空を売りにした村で尊ばれる「晴れ」の名を冠した男児は明るく利発。皆が昼神旅館の次代は約束されたと信じたのも束の間、小学校に上がってしばらくすると昼神家の長男は愚者と知れ渡った。重度のディスレクシア(発達性読み書き障害)。長らくひらがなとカタカナがやっと読める程度で、漢字は小1レベル。かろうじて書けた文字だってとても読めたものじゃない。地図が読めず道に迷い、注意書きに気づかず立ち入り禁止区域に入って叱られたことは数知れず。都会でも認知度の低い障害を山奥で知る者など居らず、目に見える病と違って当人の怠惰と愚鈍の結果と見なされれば当然のように小学校ではいじめに遭い、家では恥多き息子として詰られた。が、それも高学年ともなれば流石に異常と理解され、理解されたところで見放された。解放されたと言ってもいい。昼神家の跡取りという重圧から。以来正真正銘不要の子となった晴一は小学校卒業を機に母方の祖父母に引き取られ、新天地では幸い人に恵まれた。教養と人望を兼ね揃えた祖父、穏やかな祖母、人の好い商店街の皆。中学校には終ぞ通うことはなかったが、学力と引き換えに安寧と生活の知恵を手に入れた。そうしてぬるま湯の更生施設のような第二の地で、気心の知れた人々を相手に何でも屋のようなことをして日銭を稼ぐ日々。だがそれも長くは続かず、昨年祖母が亡くなり、追うようにして祖父が倒れた。そんな折、大学病院に近く祖父の知り合いが事務長を努める双鏡学園で用務員として働けることになったのは幸運と言っていいだろう。障害のことを知られまいとするあまり初対面では口数が少なくなりがちだが、ひとたび気を許せば笑顔を見せることも多い。まじめで探求熱心、手先が器用で覚えがよく、一度耳で聞いたことは忘れない。この世に文字などなければ明るく利発な昼神晴一が今も健在だということを、知る者はそう多くない。祖父母が用意してくれた、一度も袖を通さなかった真新しい学生服を時折押し入れから取り出してはじいと眺めていることも。
プロローグ
2018年6月12日