ACADEMIC:5 | PHYSICAL:1 | TECHNIQUE:4 | CHARM:4 | COURAGE:2 |
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座学優秀 | 体力脚力皆無 | 料理はそれなり | ただし近寄りがたい | 一歩目が重い |
SEX | AGE | ![]() | ||
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女 | 17(→18)歳 | |||
GRADE・CLASS | ||||
3年2組 | ||||
EXTRACURRICULAR ACTIVITIES | ||||
無所属 / 保健委員 | ||||
BIRTHDAY | HEIGHT / BLOOD | |||
12月24日 | 163cm / AB型 | |||
PLACE | ||||
双鏡学園:図書室 深那莫海浜公園 | 61 | |||
IMAGE COLOR | ||||
スカーレット(#ea211c) ◆◆◆ | ||||
CHARACTER | ||||
他者とつるまず、一匹狼とすら目されるその女子生徒は、遠巻きに見られる事も慣れきってしまうようになるまでは何だかんだと長いものであった。転勤族である父に従い住居を転々としてきた幼少期、他者との深い関りを形成する事に苦心する性質だった。友人作りを諦めるようになりつつ、そのさなかにあっても思い出はある。たった半年程度、隣に住んでいたお姉さんが大好きだった。綺麗で、優しくて、あたたかい人。今となっては記憶は随分朧気だけれど、当時から今に至るまで“憧れのお姉さん”像として胸奥に温もりを齎すものだ。しかし当然のように彼女との別れも経て、そんな日々を繰り返して過ごすこと数年。環境に疲弊した母の離婚の申し出に従い、ようやくと居住を落ち着けられるようになった頃には既に他者との関わり方なんて手放してしまっていて。ややあって母から新たな交際相手とその子供たちを紹介される頃には、バイトを詰めて自宅にもあまり寄り付かなくなっていった。一人でも大丈夫。そう自らに言い聞かせるため、鎧うように粧うことを覚えたところで、何も好転なんてしやしない。自身のせいで再婚話が滞っている自覚はある。それでも“他人”との関わり方なんてわからないし、ましてや他人が家族になるなんて恐ろしい事のようにさえ思えた。――かつて優しく手を引いてくれた、あの日のお姉さんのように。現在中学生の連れ子たちにとっての“お姉ちゃん”になれればなんて考えたところで、足を踏み出すのが怖い自分が嫌いだった。 | ||||
プロローグ | ||||
2018年6月12日 |