ACADEMIC:2 PHYSICAL:2 TECHNIQUE:1 CHARM:4 COURAGE:5
やれば出来る やらなければ出来ない 不器用 エキセントリック 向こう見ず
SEX AGE
16(→17)歳
GRADE・CLASS
2年4組
EXTRACURRICULAR ACTIVITIES
陸上部 / 保健委員会
BIRTHDAYHEIGHT / BLOOD
11月7日 182cm / A型
PLACE
双鏡学園:屋上
深那莫パーク
6
IMAGE COLOR
クラウディピンク(#B098A2)
◆◆◆
CHARACTER
「生まれる順番が逆だったら、と思わずにはいられんな」――滲み霞みゆく幼少期の記憶の中で、今もなお鮮明に残る低い声がある。名も知らぬ壮年の男と話す父の口から零れた音だ。財界で名の知れる夜宮家。跡取り候補は二人。長男は柔軟的で心優しいが、ゆえに自己犠牲を厭わず隙が多い。対して次男は要領が良く揺るがぬ信念を持っている。――とは、所詮大事な物は何も見えちゃあいない節穴の見解に過ぎない。飽き性で怠けたがる己を机に向かわせていたのも、融通の効かない頑固な考えを現実的なラインへ引き下げていたのも、カッとキレやすい性分に蓋をしていたのも、口の上手い兄に手綱を引かれていたからこそ。正当な評価が成されないことにフラストレーションを燻らせた弟、紫雲は、高等部進学の折、反抗期が訪れたことにした。授業態度こそ真面目だけれど試験では手を抜き、精を出していた部活動は疎かに。派手に着飾って、軽薄な笑みと二枚舌を携えて。たなびく雲が如く飄々と掴み所のない男の仮面を被って一年強の月日が流れた。生真面目かつ熱血、短気で、しかし仲間想いであった本質は何も変わっていないのに、今や見る影もないだろう。容易く手のひらを返す大人の態度にほくそ笑む反面、本来の自分とは何なのか、時折見失いそうになる己自身を振り返ると決まってこう思う。膝の上で丸くなる白猫のように、しがらみに囚われず自由気ままに旅にでも出てみたいものだと。