壱、歓迎の宴の段
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【1班】イモ煮
【メンバー】
綾部喜八郎&鰐文寺英哉&細葉史士郎
【材料】
サトイモ、野菜、イノシシ肉、味噌
【作り方】
1、野菜を切る
2、肉を切る
3、全て鍋に入れて、味噌で煮込む
綾部喜八郎&鰐文寺英哉&細葉史士郎
【材料】
サトイモ、野菜、イノシシ肉、味噌
【作り方】
1、野菜を切る
2、肉を切る
3、全て鍋に入れて、味噌で煮込む
* 9/13(Sat) 20:57 * No.1
…
(おつかいから帰り思う存分穴掘りをして、教師に穴を掘りすぎだと叱られた後。泥だらけになった顔と手をちゃんと洗って清潔にして来いと教師に言われ、水で濯いでさっぱりとしたのも束の間、お料理グループが発表され、一先ず一緒に料理を作る体験入学生達を探しに歩き出してはみたものの。)それにしても料理、か。僕はこれまで食べる専門だったからなあ。(日々食堂のおばちゃんが作ってくれる美味しい料理を食べているから、美味しい料理とはどんなものか位は分かっているつもりだが、だからといって美味しい料理を作るコツなどこれまで考えたこともなく。日々の夕食は自炊ではあるが、主に同室の同級生が作る料理にお世話になっているもので。時々自炊当番が回って来るけれど、作るのはゆでるだけのおひたしや握るだけのおむすびだけ、などなど簡単な料理ばかり。とにかくやってみよう、せっかくおつかいで農家さんから野菜をもらってきたのだから、美味い料理に仕上げてあげたいなあなんて考えながら。とりあえず炊事場に近づき、きょろきょろと同じグループの二人を探してみるも、そもそも体験入学生の顔と名前がまだ頭の中で一致せず。)鰐文寺さんと細葉さんって、どんな人なんだろ。……あのー、違ってたらごめんなさい。鰐文寺さんですか?細葉さんですか?あ、僕は忍術学園の四年生、綾部喜八郎です。(近くにいた見知った忍たま以外の、恐らく体験入学生であろう人に声をかけてみたけれど、はたして目当ての人かどうか。)
* 9/15(Mon) 11:33 * No.5
…
(旅の空での話も、披露すべき芸の話も絶え間なく。過ごす時間は穏やかながらも満ち足りたものではあったが、本日の宴の料理を一部とはいえ任せていただけるとなれば顎を引くさまは柔らかだ。旅の空、世話になる寺社で賄いや掃除に励んだことも幾度もある。ある程度は力になれるはずだろう。多少なりとも力になれることが確信できているのは気が楽だ。そうはいっても微笑みが崩れることもあまりない男ではあるのだけれど。色とりどりの忍び装束、その齢が未だすぐには判じえないが、自分たち体験入学生とはまた異なる色合いの装束の青年から声をかけられたならば、ほほえみと共に頷いて見せる。)はい、鰐文寺英哉と申します。どうぞよろしくお願いいたします…、ええと、綾部…先輩、でしょうか。(殿、さん、くん、様。口の端に上らせた覚えのあるどれもとも違う呼びかけはいささか拙い。先輩、と呼びかけるような関係はこれまで持ちえなかったが、周りを見るからにそのように呼びかけているたまごたちは多い様子。)すみません、僕、軽い料理の経験はあるのですが、イノシシ肉を扱ったことはなくて…。(そ、と小さく挙手をする。野菜の下ごしらえに専念するにせよ、教えてもらいながらやるにせよ、事前に伝えておいたほうがいいだろうと思ってのこと。)
* 9/15(Mon) 18:01 * No.9
…
(荷解きや出し物の練習にと夕刻までを忙しく過ごし、さてようやっと先輩方たる忍たまと合流かと思いきや。第二の無茶ぶりに思わず「わあ……」と呆けた声が出る。忍者のたまごたるものこの程度の無茶苦茶は日常茶飯事なのだろうかと、辺りを見渡してみれば、思いがけず自分と同じ色のくじ紐を手首に巻いた青年を見つけたりもしたけれど。近くで同じ班らしきメンバーの会話が始まれば、ひとまずはそちらに合流しようと踵を返して小走りに近づいていく。)あ〜、細葉は僕です。よかった、無事に合流できて。(学年ごとに色分けされているらしい衣装の中を、薄藍に網代模様の入った私服姿でちょいちょいと縫うように歩み、かれらの目の前まで無事たどり着けば、眉を下げて小さく笑い。)細葉史士郎です。どうぞよろしくお願いいたします。ちなみにイノシシ肉であればいくらか覚えがあるので、役に立てそうで安心しています。綾部先輩は料理については如何でしょう?指揮を執ってもらえると嬉しく思いますが。(忍たま一人と体験入学生二人のグループで、全く役に立てなければどうしようかと思ったが。先に合流していた同立場の青年に乗っかる形で、先輩たる忍たまに指示を乞いながら、しれっと体験入学仲間の隣に移動する。「鰐文寺さんと僕は今日こちらに到着したばかりですし、ね?」なんて小首を傾げて同意を乞うてみる。喩えるなら、上司を立てる部下のような調子で。)
* 9/15(Mon) 21:16 * No.11
…
先輩。ああそうか、僕らは体験入学生の皆さんの先輩、になるんですかね。こちらこそ、お二人共よろしくお願いします。(無事班の面々と合流が済んで、まずは二人に向けてぺこりと頭を下げる。こちらは二人をさん付けで呼ぶことにしたけれど、嫌がられない様子であればそのまま行くことにして。それから二人の話を聞いて、料理の経験について問われれば。)僕はほんっとうに凄く簡単な料理しか作れないです。いつかお二人にも食べてほしいなあ、僕が作るゆでただけの無味な野菜のおひたし。指揮……んー、僕あんまり指揮を執るとか向いてないって皆から言われますけど。まあ立花先輩を手本にしてやってみようかな。先に謝っておこうっと。うまく出来なかったらごめんなさい、です。(作法委員会の委員長の日頃の指揮の執り方を思い返しつつ、任されたからにはやってみようかと決意して。「なんだか細葉さんに上手くのせられたなあ」なんて思いつつも、始める前から常と変わらぬ真顔で謝ってみたりしながら。)ええと、鰐文寺さんはイノシシ肉は経験がない、細葉さんは覚えがある。では、イノシシ肉を切るのは細葉さんにお任せしていいですか?鰐文寺さんは野菜を切っていただけますかね。僕も鰐文寺さんを手伝いながら、仕上げに煮込む方を中心に担当します。こんな感じでよかったでしょうか。異論はとっても受け付けまーす。……味付けは、お二人に味見を頼むので大丈夫だと思います。多分。(慣れないながらもそれぞれの担当を考えて伝える。勿論気に入られなければ修正はするつもりで、二人の顔を順々にそっと見つめ。肝心の味付けの味見は二人に頼るつもり満々である。)
* 9/16(Tue) 15:52 * No.12
…
(三人が無事に合流を果たしたならばほっと胸をなでおろす。同じ年頃、同じ立場の青年には幾分親しみを多く笑みに乗せて。)確かに、細葉くんのおっしゃる通りですね。綾部先輩のほうがご存じのことは多いでしょうし…綾部先輩さえよろしければ、ぜひともよろしくお願いいたします。(こちらに来たばかりというのは確かにその通りで、異論をはさむほどに功名心が強いわけでもない。彼の提案で指揮系統が定まったならば、確かにと頷く。各々好き勝手に動くよりはリーダーがいたほうがまとまりもいいはず。ぺこりと頭を下げて委任の姿勢を示しつつ、)お野菜はゆでるだけでも、素材の味がおいしいものですから…。(なんてやんわりと言葉を添えつつ、)はい、お任せください。お肉の下ごしらえは大変でしょうから、お手伝いできそうなことがあればお申し付けくださいね。…とても美味しそうな品ばかりですね、これは気合を入れませんと。(着物の裾を邪魔にならないようにまとめて、一見してわかる品質の良さにほうと吐息を一つ。手慣れたしぐさで味がしっかりとしみこむように丁寧に野菜の下処理と、程よい大きさになるようにと包丁を入れていく。)…たぶん、僕が味見をすると薄味に整えようとしかねませんので、僕の意見は参考程度にしてくださいね。お二人は味付け、濃いめのほうがお好きでしょうか?(皆が好む味付けを優先したいという気持ちは強いため、味見に関してはそっと自分の意見の優先度を低くするように。)
* 9/18(Thu) 02:01 * No.17
成功
(提案が受け入れられたなら、にこりと相好を崩す。「余計なお世話でなかったならよかったです」と調子良さげなことを言い、リーダーの指示を聞いてゆこうか。)承知しました。お肉がどのような状態かは分かりませんが、骨や筋から絶たねばならないなら文字通り骨が折れそうだ。人手が欲しいときは遠慮なく鰐文寺さんに頼むと致しましょう。そして、茹で加減はお得意らしい綾部先輩にお任せする、と。(やるべきことも決まって、程よく緊張も解れてきた。軽口の一つ二つ挟み、腕を捲って猪肉を捌きにかかろう。丸々一匹を任されればどうしようかと思ったが、ほどほどの塊にまで解体された肉にホッと一息。このくらいならば1人でどうにかなりそうだ。「切ったものはこちらに置いていいですか?綾部先輩」「わあ、鰐文寺さんは綺麗で丁寧な包丁捌きですね」なんて、茶々を入れつつさくさくと肉を切り分けていこう。)うーん、僕は薄味でも濃い味でも美味しく頂きますよ。イノシシ肉の臭みを考えると味噌は入れたいところですが、塩味は抑えめでもいいのでは?それに、薄いものに味を足すのは簡単ですが、濃いものを美味しく薄くするのはなかなかに難しい。茹で野菜のプロたる先輩もきっとそういうお考えなのでは?(わははとわざとらしく楽しげな笑い声は、戯れに満ち満ちた様子で。)整えられる人が整えてくれると、僕は嬉しい限りですがね。
* 9/19(Fri) 17:16 * No.26
成功
そうか、僕が作ったのは素材の味を活かしたおひたしだったんだ。そう胸に決めて強く生きていこう。ありがとう、鰐文寺さん。(新たな扉を開いてくれた体験入学生の彼に真面目な顔つきで礼を述べたりしつつ。)農家さんが心を込めて育てた野菜達ですから、きっと皆美味しいですよ。イノシシ肉も、イノシシ君の命に感謝していただきます。ええ、僕のことは湯で加減の妙技を持つ喜八郎とでも呼んでください。ちょっと長いですかね。省略してゆでろうでもいいですよ。(そんなことを真顔で言いつつ、てきぱきと各々の仕事を始める二人に置いていかれぬよう、自分はまず調理に使う鍋や野菜を洗い、野菜担当の彼の近くに野菜を置いて行く。洗いながら彼らの様子が気になって、二人を交互にチラ見しつつ「はい、お肉はそこに置いてください。すごーい、手際が良いですね」「ほんとだ。鰐文寺さん、飾り切りとかもできます?」とのほほんと感想を述べる。)鰐文寺さんは薄味推奨、細葉さんは塩味抑えめ。じゃあ初めは薄く味付けしてみます。細葉さんの仰る通り、僕の力不足で濃い味を薄くする忍術は使えないので。茹で野菜のプロことゆでぷろうは、お二人の意見に思いっきり乗っかります。(そうして、まずは肉の下拵えが終わっただろうか。野菜はもう少し時間がかかるかな、と様子を見て。)細葉さん、お肉の下拵えはばっちりですね。鰐文寺さんも頑張れー、です。僕はとりあえず、味付けに使う味噌を選り分けておきます。……これ位、かな?(味噌の入った袋にお玉を入れて、薄味気味にと念じながら掬い上げてみる。どうやら適量がとれたようだ。やがて野菜の下拵えが終われば、材料を鍋に入れて煮込み始めようか。)
* 9/20(Sat) 11:50 * No.31
成功
(とんとん拍子に決まりゆくそれぞれの役割はありがたいもの。にこにこといつもと変わらない笑顔を浮かべながらも、共同作業というものに楽しみを見出していた。)お二人とも、とても手際がよさそうですのでお手伝いは必要ないかもしれませんが…足を引っ張らぬよう努めますね。(まずは自分の役割をきっちりと果すところから。「ゆでろう先輩」とつい紡ぎなれない言葉を子供のように復唱してしまってから「失礼いたしました…」などと少し恐縮し。「イノシシ肉はこのように扱うのですね」と隣で包丁をふるう彼から新たな学びを得て、飾り切りといえばせいぜいがニンジンを花の形に整えるくらいしか。なんて、野菜の中に一輪だけ花が咲く。)お気遣いいただきすみません…。(自分の意見を通すつもりはない発言であったため恐縮するように頭を下げる。そのうち、肉の下ごしらえに少し遅れて野菜の下ごしらえのほうも完了した。「細葉くん、後で改めて、お肉の下ごしらえについて教えていただけませんか?」と眉を下げて。これから先、少なくとも一か月はこれまでより肉を取り扱う機会も増えるかもしれない。)お待たせいたしました。お鍋のほうに入れてしまっても構いませんか?(煮込みに時間のかかるもの、早く火の通るもの、とある程度えり分けてはおいたが、味付けを担う先輩の指示には従うつもり。)
* 9/21(Sun) 18:03 * No.37
…
(ゆでろう先輩と聞いた瞬間小さく肩を震わせ、噴き出すことだけはなんとか耐えたといった様子であっただろう。礼儀正しい体験入学仲間が謝罪をしているうちにこっそりと息を整え、作業に取りかかっていく。「そうですね、肉の繊維を断つようにこう……」と手元が見えやすいように丁寧に切ってみたり、飾り切りの花に拍手を送ったりしていれば、着々と下ごしらえがすんでゆく。)いやいや、気遣いだなんてそんな。そっちがいいと思ったからそう言っただけですよ。鰐文寺さん……鰐文寺くんも、気にせずどうぞ。ねぇ、ゆでぷろう、せんぱ、ふ、……んん、失礼。(朗らかに敬称を寄せたまではよかったが、先輩たる忍たまのおもしろあだ名かっこ自己申告かっことじには、今度こそこらえきれずに笑みが転がり落ちた。もはや誤魔化すことを諦めてへらりと口元を崩し。がさつに話を反らしていく。)いやあ、鰐文寺くんは勉強熱心ですね。僕に教えられることなら何なりと。僕も野菜の下ごしらえとか、茹で加減とか、勉強させてもらいますね。(火の通り方で分けられた野菜に感心した調子で見つめ。それらが鍋の湯に呑まれていくさまも飽きず見守っていた。「火加減見てましょうか」と吹き竹を手に取ったあたり、マジで味付けにノータッチをキメるつもりだ。)
* 9/22(Mon) 09:54 * No.40
…
(ゆでろうの名を呼ばれればきりりとした表情を作ったりしながら。イノシシ肉の捌き方を教えてもらって「ほうほう」とその手先に視線を集中させたり、ニンジンが花の形に成形されていくのを「おお。可愛らしいですねえ」とこちらも拍手して喜んだりしていると、いつの間にか時は過ぎ。)まあまあ、お二人共、僕が気遣いをしているように見えますか?……見えてたらどうしよう。って、やった。細葉さんの笑い、いただきました。(本気で気遣いをしていない己は、そうは見えなかったかもしれないと自分の至らなさを数秒程悔やんで。しかしその悔いも、笑いが生まれれば達成感に覆われて霧散する。)時間があれば僕もお二人から学びたいです。包丁捌きの秘儀を。……いや、ほんとにお二人共、仕事が上手いですね。凄いや。(選り分けられた野菜、食べやすく捌かれた肉。それらが鍋で料理されていく。そして工程は進み、いよいよ味付けの出番。火加減は「細葉さん、良い感じです」と声をかけ。)それじゃ、味噌、いれま〜す。(先程掬い上げておいた味噌を、箸で溶かしながら入れていく。ぐつぐつと煮込まれた野菜と肉は美味しそうだけれど、味はどうだろうか。三つの小皿に、一つには野菜と汁、一つには肉と汁、最後の皿には汁のみをよそって、自分は汁のみの皿に口をつけた。)――これは。……鰐文寺さん、細葉さん、味見してみてください。飛びますよ。(よくわからない感想を零しつつ、二人に小皿を差し出し味見を勧める。)だぁいせいこう、ですかね。お二人共、お疲れ様でした。(とにもかくにも二人に労いの言葉をかける。共同作業を目一杯楽しんだ忍たまは、そのまま暫し料理の出来栄えを誇っていただろう。)
* 9/22(Mon) 17:04 * No.43
…
(作業の合間にかわす言葉も楽しみながら進めていけば、時間がたち、与えられた仕事が終わりを迎えるのもあっという間で。気遣いに対してあまり感謝を重ねるのもよくないかもしれない、などと思う。当然本当に気遣ってもらったのだと思っているわけで、にこにこという微笑みだけを浮かべて。)本当ですね。さすが綾部先輩です。(人を笑顔にできるというのは素晴らしいことだと思う。体験入学生の彼にはうれしそうな、先輩の彼には尊敬のまなざしを向けて。)はい、よろしくお願いいたします。せっかく扱うなら、おいしく料理させていただきたいですから。…ふふ、ありがとうございます。(料理の指南については感謝の気持ちと喜びを共に描き頭を下げる。自分にもそれが向けられたならば気恥ずかしそうに眉を下げて。鍋の中で食材たちが一つになって、みそがしみこんでいく様をドキドキしながら見守った。)お味噌を入れるだけでいい香りが強くなりますね。(すん、と軽く鼻を鳴らしていい香りを吸い込んで。小皿のうち、野菜と汁のよそわれたものを手に取り、)はい、いただきます。(先輩に進められるがまま味見をする。ほっとするような味わいに目元をほころばせ)とても美味しいです…。お二人のおかげですね。本当にありがとうございます。(そういいながらも、なんとなく楽しい時間からは離れがたく感じて、そのままもう少し歓談の時間を共にしていたくて、すぐさま辞去の言葉は発しないまま、にこにこと微笑んでそのままもう少しだけこの場にとどまるつもり。)
* 9/23(Tue) 13:42 * No.45
…
(二人分の指摘からは逃れようがない。片や誇らしげで片や嬉しそうなら尚更である。困ったようにというよりは、気恥ずかしそうに眉を下げて、わははとわざとらしい誤魔化し笑いを。楽しくなっちゃって仕様がない。)秘儀、というほどのものを見せられるかどうか……いや、茹で加減のプロの前で気弱を言っていても仕方ありませんね。鰐文寺くんの期待にもこたえたいところですし。(下げられた頭をつい撫でたくなって、一生懸命我慢したのは内緒の話。手を動かしながらでも肉の調理のコツを語っただろう。味付けにノータッチをキメてもやることは案外沢山あって、火加減の調整もその一つ。先輩の声掛けに「はーい」と気安げな声色を返し、)ほんとですねえ。いい匂いでお腹が空いてくる……あ、(体験仲間の言葉には腹の虫でも返事をしてしまった。今度こそ困った様子で眉を下げて、最後残った小皿を手に取ろう。いただきますの代わりに小さく頭を下げてから口を付ける。)……うん、なるほど、これは飛びますね。(よくわからないけれど妙にしっくりくる感想を反復しつつ、小さな頷きを繰り返す。玄人ぶった仕草だ。噛み締めたイノシシ肉にも嫌な臭みはなさそうで、これには一安心。)こちらこそ、おふたりのおかげでとても美味しいものが出来ました。ありがとうございます。ただ一つ問題があるとしたら……ほら、腹の虫がもっと寄越せ我慢ならんと言いだしています。困ったことに。(汁の火の番は必要だろうが、三人で見守ることでもないだろう。それでもこうして、神妙ぶって会話を続け、しばしの歓談を望み。この先の宴にも期待しつつ、今はしばし大成功の余韻に浸っていよう。)
* 9/25(Thu) 22:38 * No.51
azulbox ver1.00 ( SALA de CGI ) / Alioth