参、委員会選択の段
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【参】8日目:裏庭
(体験入学も8日目。初めての休日にアチラコチラと足を向けて気を揉んでいたためか、なんだか寝ても寝たりないような心地。大きなあくびを1つして、)あーぁ……委員会もだいぶ回ったし、今日は部屋で寝てようかな……(これまた大きな独り言を1つ。ぐっと伸びをすれば、近くの建物の影から何か騒がしい声がこちらに向かってくる。別に誰に咎められることでもないかもしれないが、なんとなくサボろうとしていた身としてはバツが悪い。し、今日は本当にサボりたい欲に天秤が傾いてしまっているので。)……よし、(隠れてしまおう。近くの木の幹に触れ、窪みに足を掛け、そのままひょいひょいと登っていく。完全に登り切るまでに声が大きくなったため、少々心もとない木の葉の中に紛れることに。眠気による怠慢かそれとも油断か、半端な隠れ方は見る角度からすれば一部だけ黄色に紅葉しているような、奇妙な木に見えることには気付かずに。)
* 10/23(Thu) 10:19 * No.19
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(学園の生徒たちも随分と体験入学生たちの存在に慣れたような気がする。黄蘗染の衣の姿が司会をちらつくのにも慣れ、体験入学生たちに喜んでささやかな知識を教え込む後輩たちの姿もよく見るようになった。今日は委員会として任されている下見は特になかったから、折角だからと後輩たちを集めてバレーボールに興じていた。)あ。(そんな中、三之助が打ったスパイクがコントロールを見失って彼の隠れた木の幹に突撃する。ちょうど近くにいたためにボールを拾いに行って。)おぉい、史士郎!お前もどうだ?(下から見上げ、片手を口の近くに添えて声を上げる。彼がどうして樹の上で隠れているかは知る由もないので、自分が誘おうと思った事のほうを優先する。委員会勧誘活動ではないが、委員たちとの交流をさせようかという算段がなかったわけではない。)なっはっは、驚かせたか?すまんな、体育委員でバレーボールをやっていたんだ。(視線が合ったなら、からからと笑いながら悪びれもせずに軽く片手をあげる。そののちに片手で持ったバレーボールを持ち上げ、にかっとはつらつとした笑顔を浮かべて見せるだろう。ただの邪気も何もない遊びのお誘いだととらえてくれればいいのだが。)
* 10/25(Sat) 22:15 * No.24
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(裏庭へと賑やかな声は何やら玉遊びに興ずるようであった。今さら降りるのもなんだか間抜けなように思えたなら、このまま木の上で休んでしまうのも悪くないかと、そんな心地であくびを一つ。まあ端的に言えば油断しきっていたものだから、幹が揺れれば手も滑るし、いきなり声を掛けられれば足だって滑る。結局は右手右足のみで枝に何とかしがみつき、左手左足をぷらぷらと揺らす間抜けな姿で体育委員長と相見えることになるだろう。わはは、なんて思わず乾いた笑いも零れる。)これはどうも、七松小平太先輩。バレーボールとは楽しそうでいいですね。ですが、未経験の僕に出来るかどうか。皆さんはよくするんですか?バレーボール。(驚いたことを素直に認めるのも、木の上にいた理由を説明するのも、何故自分を誘うのかと尋ねるのも、間抜けを助長する結果にしかならなさそうだったので、代わりに当たり障りのなさそうなことを問うてみる。少しだけ身体をゆすり反動をつけ、跳ね起きの要領で危なげなく着地。無理な姿勢を治すために一つ大きく伸びをした。)では、本日は体育委員会でバレーボールの体験をさせてもらったと、そういうことにさせてください。楽しそうだし。(無邪気な笑顔につられて口角を上げ。掲げられたボールに手を伸ばす。持ってみたところであまりルールは分からないので、「ご教授願えますか?」と彼に尋ねるとこになるが。弾み始めた声色で、楽しそうなんて言葉が本心であると伝わればいい。)
* 10/26(Sun) 21:32 * No.26
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(彼が手足をぷらんとさせていたとしても、あからさまに心配そうな顔をするよりは闊達な笑みを浮かべるような男だった。)ああ、私がバレーボールが好きだからな!よくこれで遊んでいるぞ!史士郎はよく木登りをするのか?(はつらつとした笑顔を浮かべ、彼が気から降りるスペースを確保するために一歩下がる。見事危なげなく着地した彼にまた笑って。)なっはっは、それがいい!先生方に尋ねられた時には見事なアタックだったと伝えておこう!(かくいうこちらもコースの下見の任務自体はないとはいえ、体験入学生がいるからと委員会活動を絞り出してもよかったわけで。そういう意味では若干声を低めて共犯めいたアピールを。彼の手に真っ白なボールをポンと手渡して。)いいぞ!まず、敵味方の陣に分かれる。敵方の陣の地面にボールを入れたらポイントが取れて、先に何ポイントかとったほうが勝ちだ。ボールに触っていいのは手だけで、持ってはいけない。自分の陣地内では三回まで触っていいが、自分が連続して触ってはいけない。つまり、自分でトスしてアタック、というのはできない形だな。あとはやりながら覚えていこう!(ボールを取りに行った委員長を待ってこちらに目線を送ったままでいた後輩たちのほうを指さしながら、当人にとっては少しばかり丁寧に説明を試みる。結局最後にはまずはやってみようという結論に帰結してにかっと朗らかに笑ってみせて。現在は経験の差を鑑みて金吾と自分、四郎兵衛と三之助と滝夜叉丸、という編成になっていたが、彼が参加するとなると、と軽く顎に触れて。)よし、全員集合!史士郎も参加するからチームを組みなおそう!四郎兵衛と私と史士郎、金吾と三之助と滝夜叉丸、の編成でどうだ?(明るい語調でそんな風に提案する。「優秀な私ならば細葉さんのサポートもできますが?」と案じるように滝夜叉丸が言うのを皮切りに、後輩たちが自分も彼と一緒のチームがいいと主張することに。)
* 10/27(Mon) 07:55 * No.28
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……まあ、ほどほどに、ですかね?好きではあると思います。(これは着地した後、木登りについての問いかけの返答であった。山出身故に生活に馴染んでいる動作を説明するのは何となく難しくて、首を捻る。彼の言葉を借りれば少しはしっくりくるような、そうでもないような。)ええ?一生懸命でしたよくらいでお願いしますよ。嘘にしないように逸走気合を入れなきゃいけなくなる。(肩を竦めて紡ぐ言葉は存分に冗談めいていただろう。手渡されたボールは使い込まれた傷はあれど、なめらかな丸の形が手に馴染みやすく心地良い。ぽんぽんと空に浮かせるような手遊びをしながら、ルールの説明を聞いていこう。)成程。とにかく三回以内に向こうの陣地に弾き返せばいいわけですね。(ひとまずそれだけはわかったと返事をして。あとは彼の言うようにやりながら理解していけばいいんだろう。指先の向く方に視線を向け、色とりどりの忍たまへぺこりと会釈を。「体験入学生の細葉史士郎です。今日はバレーボールに混ぜてもらうことになりました。」皆が集合すれば改めてそう挨拶をする。ボールは両の手で挟むように持ったまま。)いいんじゃ……(ないですか?と、最後まで紡げなかったのは、切り裂くように割り込んできた発言に阻まれてしまったため。口を挟むタイミングを見失ったまま、自分も自分もと立候補の声が上がれば、眉を下げたまま口角が上がる。微笑ましいなあ、とギリギリ口には出さなかった。)僕も出来れば皆さん全員とチームを組みたいんですが、それだとバレーボールが成立しないようなので。一通りルールが馴染むまでは七松先輩の提案されたチームにして、そのあと適宜チームを変えてみるのはどうでしょう?なにせ、僕はバレーボールが上手なのか下手なのか、僕自身も全く見当がついていないので。(しゅるしゅると両の手の間でボールを回し、自分の主張を言い切ってから、改めて体育委員会委員長の方を見て。どうでしょうと首を傾げる。何か言いたげなスーパースターが視界の端に見えれば、そちらには「下手だったとしても反則にさえ気を付ければ、滝夜叉丸先輩のサポートで、七松先輩とも渡り合えるそうなので。ね?」と太鼓持ちをしておく。)
* 10/27(Mon) 21:58 * No.29
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成程な!身軽なのはいいことだ。(首をひねるような彼の様子に首をかしげもしたが、好きであるのならばそれに越したことはない。忍者であるなら樹の上で潜むことも多々あるわけだし。)?気合を入れたくないのか?(不思議そうに首をかしげているのは、普段から鍛錬に重きを置いて意識せずとも気合を入れている男であるから。とはいえいくらなんでも後輩の言を無碍にするつもりはない。ここ最近は用具委員会の修補を受けることなく形を保っている白いバレーボールが彼の手の中で遊ばれているのを横目で見つつ、網をはさんだ二つの陣地を指さしたりトスのポーズを作ってみたりと自然と体の動きを交えながら説明していって。)そういうことだ!史士郎は呑み込みがいいな!(からりと快活に笑って軽く頭をなでる。これはこちらにとっても半ば習慣のようなもの。後輩たちも思い思いに自己紹介をして、唯一自らの授業を見学してもらっていた金吾はきらきらとした目をしている。仮に告げた――概ねの場合決定事項となる――組み分けにわいのわいのと自己主張をする後輩たちは可愛い。ついからからと笑ってしまって、一通りの意見が出た後に両手をパンと合わせていったん後輩たちの言葉を辞めさせる。)そうだな、何も一つのチームにこだわることもないだろう。一番史士郎と息が合うやつを探してみるというのも楽しそうだな!(何の経験もないゲストを迎えたなら話の中心が彼になるのも当然のこと。なんだかんだと体力無尽蔵な委員長についてくる後輩たちなので、ちょっとやそっとじゃへこたれないしあきらめない。)とりあえずルールも覚えたいし、どっちかが10ポイントとったらまた組み合わせを考えるとしよう!(そんな風に結論付ける。後輩がサポートに入ってくれるのならばどのような組み合わせになっても楽しめそうだ。「期待してるぞ、滝夜叉丸!」と朗らかに声をかけ、)サーブは史士郎から始めるか。…滝夜叉丸!(自分は手本を見せて即座に習得させるには向いていない気がする。声をかけ、応じた後輩はサーブのやり方について丁寧に教えてくれるはずだ。そこに自慢話が織り込まれるのはご愛敬。)
* 10/28(Tue) 07:51 * No.31
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うーん……なんというか、緊張してしまう、というか。ああ、楽しみなのは本当ですよ!(あはは、と軽い笑い声を添えて言葉を訂正。やる気がないわけでも、いやいやというわけでもないが。誤魔化すように元気いっぱい告げて。説明を聞く姿は宣言通り真剣に、楽しそうであっただろう。いつの間にか眠気は吹き飛んでいた。)またルール違反があればその都度……(頭をなでられれば、呆気にとられて固まる。目を丸くする。まるでいつかの彼のように。「この前の仕返しですか?」と大げさに拗ねた口調で眉を下げて気恥ずかしさを誤魔化した。大勢の前で頭を撫でられるのはいつ以来だろうか。周りの忍たま達にとっては日常茶飯事なのだろう、誰もツッコミを入れてこないのが幸いであった。「滝夜叉丸先輩と皆本くんはこの前お会いしましたね」「次屋先輩に、時友先輩」自己紹介もつつがなく。ちなみに平滝夜叉丸だけ名前で呼んでいるのは前回遭遇した際にそう呼べと言われたからである。鶴の一拍子で皆と一緒に背筋を伸ばし、委員長の方を向こう。自然にボールは小脇に抱えていた。何故か。)それは素敵な話ですね。全員と同じチームになる機会が持てる訳でしょう?贅沢だなあ。(肩を揺らして楽しそうに笑い。皆の返事と一緒にコートへと向かっていこうか。ネット際で脱線の多いサーブの指南を受け、指差された先までボールを抱えて下がっていく。アウトラインからはコート全体がよく見える。こちらの陣地に七松・時友の両名、向こうの陣地には奥側に皆本・平、少し手前気味に次屋。さて、) じゃあ、いきますよー!(かけ声をかけてから、ボールを掲げ、手のひらで弾くように飛ばす。ふんわりした軌道を描きながらも何とか敵陣に届いたボールを皆本金吾が拾い、──ラリーを続け点を取り合い、素人だった青年も何となくでバレーの形を理解し、だんだんと熱中していく。元々運動は苦手ではないと、一年生の授業の中では話したかもしれない。今まで拾うばかりだったボールがネット側のちょうどいい位置に飛んできたら、あ、出来そうなんて思ったりもして。思わず口角が上がる。)七松先輩、あげますよー!(確かこうやって、ボールを上に飛ばしていたはずだ。両手の指でしっかりボールを支え、ふんわりボールを弾く。狙いはネットから少し離して、体育委員会委員長の頭上。そんなトスだった。)
* 10/29(Wed) 10:01 * No.32
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(緊張、という言葉には不思議そうに首をかしげる。今一つ彼の感情の流れがぴんと来なかったようだ。固まった彼に向ける笑顔は年長者らしさと邪気のない朗らかさが入り混じったもの。「そんなつもりはないが」と、気恥ずかしさをごまかす彼にからからと笑ってみせる。後輩たちをかわいがり、頭をなでるのは今に始まったことでもなし。日常的なやり取りにいまさら後輩たちが突っ込んでいくこともない。彼らとの自己紹介を眺めつつ、後輩たちも彼といい関係を築いていけそうでにこやかに。それはそれとしてわちゃわちゃと懐いて見せる後輩たちを眺めているのも楽しいが、折角ならばいっしょに体を動かしたい。)なっはっは、どの組み合わせもきっといいゲームになるぞ!今度体験入学生達みなを誘ってみるのも楽しいかもしれんな。(今回の委員会見学においても、バレーに誘ってやれるほどの余暇はあまりなかった。どこかで時間を見つけるのもいいかもしれない、と考えるのは単純にこの男が体を動かすことを好んでいるから。丁寧に、予断をはさみつつ指南を終えた滝夜叉丸がネットの向こうへと戻っていく。)よし、やるぞー!皆、史士郎にいいところを見せるように!(後輩たちをそんな風に鼓舞して、大きな声で「はい!」という声がそろう。ボールをすべて拾っていけどんアタックを端から全部決めていくことは我慢して、レシーブをしたりトスをしたり、彼の活躍を促すようにサポートしてみる。だから、)よぉし…アターック!(ふわりと丁寧に挙げられたトスに、目をらんらんと輝かせて大きく腕を振りぬいた。地面をえぐって破裂したバレーボールに一拍の沈黙。)…なっはっは!すまん!(軽く片手をあげて謝罪を示す。「先輩!!」と悲鳴のような怒声のようなものを上げる滝夜叉丸にすまんすまんと両手を合わせて謝って。)留三郎にまた怒られるな……。(そんな風に独り言ちる。予備のボールを取り出してまたバレーボールに興じようとはするが、さて。ともあれ、賑やかな時間は瞬く間に過ぎていく。合わせられるように努力しつつ、バレーボールを無邪気そうに楽しんで見せる。何よりも、折角誘った彼に楽しんでもらいたかったものだから。そろそろ日が暮れ始め、白い球も見失いかねないほどの夜のとばりが近づいたなら。)よし、今日はここまでにするか!史士郎、どうだった?(委員たちを集めて片づけを始めながら、彼に問う。)
* 10/30(Thu) 23:10 * No.35
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(綺麗に揃った返事は上級生も下級生も気合は十分と言った様子で。それだけで体育委員会委員長と、そこに連なる委員たちの関係性が見えてくるようで、ついつい微笑ましそうに瞳を眇めた。実直で快活な彼だから、自分も今ばかりその傘下に加えられているんだろうかと勝手に夢想して勝手に照れ臭くなってみたり。)よおし、僕も皆さんにいいところを見せますよ〜。(肩をぐるぐると回して、やる気は充分と言ったところ。最初はぎこちなかった動きも、皆の動きを参考にしたり、わからないところは指南を乞うたりなどし、体育委員会委員長を筆頭に皆の尽力もあり随分とマシにはなってきた、と、思う。故にちょっと調子にも乗っていたし、だいぶ楽しくなってもいた。そこそこ上手くあがったトスに満足そうに笑みを浮かべ、ボールの行く末を見守る。委員長ならきっと決めてくれるだろうと、信じていた。 が、)……、(破裂したボールを無言で見つめる。平滝夜叉丸の叫び声がどこか遠くに聞こえた。)……これって、どっちの点になるんですか?(そうしてなんとか絞り出した言葉に、はたして返事はあっただろうか。やっぱりとんでもない場所だ、忍術学園。だって今、またって聞こえたし。皆の反応から察するにこの破裂もまた、日常茶飯事であるようだし。)忍術学園、怖……(ぽっつりと落ちた呟きは喧騒の中消えていくか。ともあれ、ともあれ。覚えたてのバレーボールは楽しくて、すぐ再熱中してしまうだろうし。なにより一番てっぺんで無邪気に楽しむ委員長の様をみれば、もはや楽しまねば損だろうという気もしてくるし。結局は暗くなるまでしこたま運動を楽しみ、土ぼこりと汗に塗れながら背筋を伸ばして返事をする。)はい、とても楽しかったです!七松先輩も言っていたように、今度は体験入学生の皆を誘ってやりたいですね。(また破裂したらだとか、破裂に加担した身としては留三郎さんに謝りに行かねばだとか、懸念は多々あれど、それを上回る楽しさと爽快さがあった。いい汗かいたあ、と早めの風呂に向かわんとす背中に委員たちが何を思ったかは定かではないが、またねと言えば是非と返してもらったその言葉に嘘はないと思おう。──ちなみに、)……結局、体育委員会って何をするところだったんだろ。(風呂から出た後、部屋に戻って一人になったところでぽつりと呟く。ちなみにちなむと、その疑問は委員会決定日まで解けることはなかった。)
* 11/2(Sun) 22:08 * No.36
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