会話
戻る
2日目:忍たま長屋>理助さん

(早朝。忍たま長屋の四年の棟付近の廊下にて。昨夜守一郎と交わした約束を果たすため、己がお世話係となった体験入学生の彼が起きてくるのを待ち、彼の姿が見えればそっと近付いて。)おはようございます、理助さん。昨夜はよく眠れました?(一先ず朝の挨拶をしてから、いつもの無表情で本題を切り出す。)あのー、理助さん。昨日、お菓子を僕と滝夜叉丸にお昼頃にでも届けてくれるって仰られてましたよね。よろしければその後、僕と四年の皆と理助さんと鰐文寺さんとで、一緒にお昼ご飯を食べませんか?昨日、同じ四年生の守一郎が皆でお昼ご飯を食べようって提案してくれたんです。(昨夜同級生と約束した昼食会。それに彼にも出席してほしくて早朝から出向いてみたけれど、もし別の予定があるならば潔く諦めるつもりで。)
* 10/4(Sat) 13:25 * No.18

喜八郎、早いな。(昨夜同室に告げた通り、朝も早くから鍛錬のため相棒を連れて部屋を出てすぐ、予想外の挨拶に瞬いた。「おはよう」とひとまず返して、)ああ、おかげさまでな。同室も静かな男で助かった。(それから切り出された本題にああ、と頷く。)その話なら英哉から聞いているぞ。ぜひ頼む。なんなら皆の分も手土産を持っていくとしよう。皆甘いものはいける口か?(まずは彼の部屋に、のちに同じ棟に住まう彼らに手土産を持っていこうと思っていたが、皆が一堂に会するならば話は早いとばかりに。)それにしても、その話のためだけにわざわざ早起きしてくれたのか?
* 10/4(Sat) 19:07 * No.19

なんだか目が冴えちゃって。理助さんもお早いですね?(すれ違うこともなく彼を見つけられればほっとして。)いいなあ、静かな同室。(いつでもわいわいと賑やかな自身の同室を思い出して、そっとため息を吐く。)あ、鰐文寺さんともお話しされてたんですね。よかった。皆の分のお土産まで、ありがとうございます。んー、多分四年の皆は甘いもの好きだと思いますよ。改めて好物を話し合ったりはあんまりしないんですけどね。(普段食堂で四年の面々とご飯を食べる時も、何が好きだとか何が苦手だとかはあまり確認したこともなく。それでも誰それが甘いものが苦手だという話は出なかったように思う。)はい。そのためだけに来ちゃいました。昨日、守一郎と皆で仲良し大作戦を開始しましたので。(用件は以上である。これでもう立ち去ってもいいのだけれど、あと一言二言程彼とお喋りしてから別れようかと思い。朝の忙しい時間帯、彼にもやるべきことがあるだろうと推測し。)
* 10/5(Sun) 13:16 * No.21

私はいつもこのくらいだぞ。早朝は鍛錬時だからな。(あと少し彼の寝起きが遅かったらすれ違っていたに違いない。「普段は早起きしないのか?」と問うたのは、賑やかな同室に悩まされている様子だったので。もしも肯定が返るなら、「運が良かったな」と微かに笑って。)ああ、浜先輩が英哉の世話係だろう? その縁でな。(思えば不思議な偶然だが、そのおかげで縁と縁が結びつく。たった一人の友人を作ることすら臆していた昨日が嘘のように、携えてきた南蛮菓子が消えてゆく。「ならばよかった。若様にも立派なご報告ができる」と嬉しそうに。)仲良し大作戦…? それはまたたいそうな作戦だな。だが、私にとってもありがたい作戦だ。(そして朝も早くから会いに来てくれた彼を労う思いから、自然と右手を持ち上げて、)わざわざすまなかったな。ありがとう。(叶うならば、昨夜は頭巾に隠されていた彼の頭をそっと撫でたのち、)この後の予定はあるか? なければ少し、此奴を見てみるか?(腰に差した相棒に視線を落とした。)見ていて面白いかはわからんが、まあ暇つぶしにはなるかもしれんぞ。(彼に良いところを見せたいからとは言わずにおいて。)
* 10/5(Sun) 23:07 * No.23

朝から鍛錬なんて凄いや。(「はい。僕は夜中まで同室とわいわいやってるので、朝早起きするの難しいんです」それもまた楽しくはあるのだけれど。)どんどん皆と縁が繋がっていきますね。せっかく結んだ縁、大切にしないとなあ。(つい先日までは顔も知らなかった人達と、今日は親しく言葉を交わしている。その縁がどこか奇跡のようにも思えて。「若様も喜んでくれるでしょうか」彼の手土産が新たな友人達に渡されていくのを。)まあ、大作戦は僕が勝手に言っているだけなんですけども。(守一郎には特に許可はとらず作戦に巻き込んでいる。)わぁ。理助さんの手、あったかいですね。(頭を撫でる手にぱちくりと瞬きした後、嬉しさを隠さず緩んだ声色に宿す。)予定は朝の穴掘り位ですかね……はっ。それはまさか理助さんの愛用の得物ですか?見たいです。(彼が大切にしているであろうその腰に下げられた長物を見せてもらえるとなれば、興味深そうにじっとその武器に視線を注ぐ。)鍛錬の際はその長物を振るうんですか?あ、今日もこれから鍛錬を?(彼がこれから鍛錬に向かうのならば彼の長物を見せてもらった後別れようかとも思い、一度視線を彼自身に戻して。)
* 10/6(Mon) 16:23 * No.24

そうか? 喜八郎の髪は柔いな。(ゆるく波打つ彼の髪はろくに手入れのされていない男の髪と比べて手触りがよい。声音に滲む喜色に安堵すれば、今度は軽く梳くよう長い髪に指を滑らせ。)はは、朝の穴掘りか。流石は穴掘り小僧だな。(芽生えた感心は朝から鍛錬なんてと言った彼にそのままそっくりお返ししよう。)ああ。まだ名前はついていないが、私の相棒だ。(男が毎朝刀を振るように彼もまた鋤を振るうのだろう。得物に対する関心に満ちた眼差しが注がれたなら、誇らしげに頷いて。)筋力や体力をつけるための鍛錬や木刀での素振りを行う日もあるが、今日は刀で修練をしようと思ってな。早朝の澄んだ空気を斬るのは心地良い。……来るか? 飽きたら勝手に穴掘りに行っても構わんぞ。(苦笑交じりに添えたのは気遣いというより本音であって。ひとたび刀を抜いたなら彼を意識の外に置いてしまうだろうし、一振り毎に集中は増し、終わったと意識する頃にはそれなりの時間が経っていることもしばしば。朝食に遅れるつもりはないが、彼の貴重な朝掘りタイムを潰す気はないので。そうして彼の首がどちらに振られようとも庭に降り、人気のない空間に立ちて目を閉じる。)
* 10/9(Thu) 12:32 * No.26

タカ丸さんから髪を大事にしなさいと言われているもので。理助さんはいつも髪に手をかけてらっしゃいますか?(髪に触れる指先を少しくすぐったく思いながら、彼の髪はどんな状態だろうとその頭部に視線を送る。)朝に穴掘りすると良い感じに体が温まるんですよね。(穴掘りは適度に体を動かすので、早朝に走ったり運動をするのと同じ位体に良いと勝手に信じている。)相棒、か。その子は理助さんのかけがえのないものなのですね。魂のようなもの、でしょうか。(己も愛用の鋤を持っており、手に取って使う度になくてはならないものだと感じるから。だが自分なりに鋤達に名前を付けて可愛がっているけれど、魂と言い切れるかどうかは分からず。ふと、彼が羨ましいという想いが募る。)なんだか少し分かります。朝の澄んだ空気の中で掘ると充足感があるというか。では、鍛錬を拝見します。穴掘りはまた後で。我慢できれば。(言いながら、庭に降りて行く彼を目で追って。己はそれから数秒程遅れてから同じく庭に降りて、彼から少し離れた場所に立つ。彼の顔が見えるその場所で、じっと静かな眼差しをその人に向けて。)僕も理助さんの真似してみようかな。
* 10/10(Fri) 15:45 * No.27

いや、いつ若様にお会いしてもいいよう清潔にはしているが、大した手入れはしていないな。(一応梳ることはしているが、ふさふさの尻尾のような後ろ毛はふわふわというよりぱさぱさだ。)穴掘りは全身を使うからな。いい運動になるんだろう。(ついでに全身の筋力トレーニングになりそうだ。そのうち木刀の代わりに鋤を手に穴掘りするのも悪くない、などと想像しながら。)ああ、魂…というと大げさな気もするが、戦場で此奴が折れた時が私の命の終わり時…そう考えればあながち間違った表現でもないだろうな。(無論これから忍びとしても生き行くならば、刀以外に生き延びる術を得なければいけないのだが。――だが、忍術学園に来て二日目の朝。まだ己の手の中には一振りの相棒があるのみだ。彼を連れて降りた庭にて、姿勢を、呼吸を整える。一、見えない敵は前方に居ると仮定する。抜刀。下から敵の右手を斬り上げ、その勢いを利用して上から下に斬り下げる。それから血振り、納刀。都度ぴたりと切っ先を止めながらも一連の所作は流れるように。それを二、三、四と続けていく。それぞれ右方、左方、後方からの敵を斬り伏せたのち、ふと彼に視線をやった。)
* 10/11(Sat) 23:38 * No.29

僕いつもお風呂で薬草を煮出したもので洗髪してるんですけど、今度理助さんにお貸ししましょうか。(己の髪に使う洗髪剤を彼の髪にも使ってみたらいいかもしれないとおすすめしてみて。)でしょう?でも皆なかなか穴掘りと聞くと侮ったりして真価を認めてくれないんです。(日頃の悔しい思いがぶり返して、拳を固く握りしめた。)理助さんも戦場にでるんですよね。命が終わる時が、いつかはきっと来る。いざその時が来て後悔しないよう、鍛錬あるのみですね。理助さんの命を左右する貴重なものを見せてくださって、ありがとうございます。(ぺこりと頭を下げて礼を述べて。自分は今のところ鋤を操って忍術学園の実習にも出ているけれど、はたして戦場でそれが通用するだろうか。忍びとして生きるならば、戦場で戦うことだけが生きる道ではないかもしれず。だが今は彼の鍛錬の様子を見つめ、その技を記憶に刻もうとし。彼の動きに合わせて自分も刀を持つふりをして同じように体を動かそうとするも、どうしても少し遅れて動作してしまい。僅かな間彼を真似しただけで実力の違いを感じて。)理助さん、かっこいぃ。(むうと眉を寄せて悔しさを半分と尊敬を半分、言葉にこめた。)
* 10/12(Sun) 16:18 * No.30

そうか。なら今度一緒に風呂に入るか? 洗い方にも秘訣があるなら聞いてみたい。(洒落っ気はないが彼のように触り心地の良い髪になれば、という淡い期待はある。それに友と入る風呂は楽しいと知ったばかり。一日の終わりを彼と過ごすのもいいだろうと提案をひとつ。――とはいえ今は鍛錬だ。ひとたび集中してしまえば周りの気配は気にならなくなる。まさか己の真似をしていたなどとは思わず、視線の先に不服そうな顔が見えればきょとんとして。)……ありがとう、と言っていいのか?(そうかと思えば口からもれるは称賛の言葉。耳と目でちぐはぐな情報に戸惑いつつも、)まあ、退屈させなかったのならよかった。喜八郎に見られていると思うといつも以上に気が引き締まったぞ。(姿勢を正せばを歩み寄り、)さて、今日はこのくらいで引き上げるとしよう。朝食に遅れてはいけないからな。喜八郎はこれから穴掘りか?(「夢中になって食いっぱぐれないようにな」と笑いながらもう一度彼の頭を撫でたのち、二、三言葉を交わしてから自室に戻ろうか。)では昼に。(名残を惜しまずともまたすぐに会える約束があるというのはいいものだ。)
* 10/13(Mon) 11:07 * No.31

ええ、それでは一緒にお風呂に入る時に、タカ丸さん直伝の洗髪術を披露しますね。楽しみだなあ。(彼と共に時間を過ごすのは楽しいだろうと約束を結んだ後。力の差を自覚した己はどうしてもいつもの無表情にも戻ることが出来ず。)いいですよ〜。僕が一人でぐぬぬとしてるだけですので。かっこいいと思ったのは本心ですしぃ。(まだ少し語尾に悔しさを残しながらも、彼と話し始めれば賞賛の気持ちがわきでてきて。結局、眉を寄せたまま口元には淡い笑みを浮かべるという複雑な表情で彼と相対する。)理助さんの動作にはキレがあるというか。もし理助さんと戦うことになったら、次の動きを予測しようとしてもその俊敏さに翻弄されるだろうなと思いました。勉強になります。ありがとうございました。(学園の教師から教示を受けたかの如く改めて感謝して。)はい、穴掘りに向かいます。なんだか体を動かしたい気分ですので。(「朝ご飯、食べ忘れないようにします」と頭を撫でられながら呟く時には、悔しさは一旦鳴りを潜めて。)はい、それでは後程。(彼の動きを忘れぬ内に穴掘りに向かおうと急ぐ穴掘り小僧の胸中には、新たな目標を見つけた嬉しさが溢れていた。)
* 10/13(Mon) 13:13 * No.32


 0


azulbox ver1.00 ( SALA de CGI ) / Alioth